【武蔵小金井の歯医者】ホワイトニングを受けられない人の特徴

近年は、一般の方でも歯科クリニックでホワイトニングを受け、歯を白くキレイにするケースが増えています。
また、ホワイトニングは安全性についても十分に配慮されていますが、誰でも適用できる施術ではありません。
ここからは、ホワイトニングを受けることができない方の特徴について解説したいと思います。

ホワイトニングを受けられない人の特徴7選

残念ながら、以下に該当する方は、原則ホワイトニングを受けることができません。

・虫歯や歯周病がある
・知覚過敏
・未成年
・妊娠中
・無カタラーゼ症
・光線過敏症
・歯が欠けている、折れている

虫歯や歯周病がある

虫歯や歯周病がある方は、まずそちらを治療しなければ、ホワイトニングを受けることができません。

このような方は、ホワイトニングと虫歯、歯周病の治療を同時進行させることも不可能です。
なぜなら、歯周病や虫歯がある状態でホワイトニングをすると、知覚過敏を引き起こす可能性があるからです。

また、これらの治療とホワイトニングを同時にすすめた場合、ホワイトニングの薬剤によって詰め物や被せ物の接着が不安定になってしまいます。

接着が不安定だと、詰め物や被せ物に隙間が生じ、二次虫歯などのリスクが高まります。

知覚過敏

知覚過敏は、歯表面の根元のエナメル質が部分的になく、むき出しとなっている状態です。
そこへ冷たいものなどの刺激物が触れると、キンとする痛みが発生します。

また、ホワイトニング薬剤も刺激物であるため、知覚過敏でない場合でさえ、多少の痛みを感じることがあります。
そのため、普段から知覚過敏の症状がある方は、ホワイトニング中や施術後に強い痛みが出ることが考えられるため、ホワイトニングは受けられません。

未成年

ホワイトニングの年齢制限は明確にされておらず、歯科クリニックによって基準が異なりますが、一般的にまだ乳歯しか生えていない子ども、永久歯に生え変わって間もない子どもはホワイトニングすることができません。

乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質が弱いため、ホワイトニングの薬剤の影響によって歯にダメージを受けてしまう可能性があります。

ただし、一般的に18歳以下の方はホワイトニングをしないほうが良いと言われていますが、歯科クリニックによっては、15歳以上なら施術できるところもあるようです。

妊娠中

歯科クリニックで使用しているホワイトニング剤の安全性は、国で保証されているものであり、適切な方法で使用する限り、健康被害が生じることもありません。

しかし、ホワイトニング剤が妊娠中の女性の体にどのような影響があるのかは予測できない部分もあるため、万が一の事態を想定して、妊婦さんへのホワイトニング処置は適応外となっています。

無カタラーゼ症

無カタラーゼ症とは、カタラーゼと呼ばれる体内の酵素を作れない先天性疾患のことをいいます。

カタラーゼは過酸化水素を分解する酵素です。
オフィスホワイトニングでは過酸化水素、ホームホワイトニングでは過酸化尿素を主に使いますが、過酸化尿素は分解され、過酸化水素を発生させてブリーチングしていきます。

また、通常処置中にホワイトニング剤を誤って少し飲み込んでしまったとしても、このカタラーゼが分解するため、健康に影響が出ることはありません。

一方、無カタラーゼ症の方は、体内に入ってきた過酸化水素を分解することができないため、ホワイトニングを行うと口の中が大きく荒れてしまったり、粘膜が壊死を起こしたりしてしまうため、絶対的禁忌です。

光線過敏症

光線過敏症とは、光線アレルギーとも呼ばれるもので、紫外線などによって皮膚が刺激を受け、かゆみや発疹、水ぶくれなどの症状が現れるアレルギー疾患のことです。
主に紫外線の強い日差しを浴びることで発症することが多く、春や夏の季節に多く見られます。

また、オフィスホワイトニングでは光照射を行うため、光過敏症の方は口唇にやけどを起こしやすく、避けた方が良いです。

ちなみに、光を照射せず、自宅でマウスピースを使用して行うホームホワイトニングであれば、光線過敏症の方でも問題なく受けることができます。

歯が欠けている、折れている

歯が折れたり欠けたりしている方は、先に歯の治療をしなければなりません。
歯や歯茎の治療を優先しなければ、歯をさらに痛め、ホワイトニングを安全に行うことができないからです。

歯が少し欠けている方、歯が折れている方というのは、言い換えると、歯に傷がついている状態の方です。
そのままホワイトニングを行うと、薬剤が歯の神経(歯髄)まで到達してしまいます。

まとめ

ここまで、ホワイトニングを受けることができない方の特徴について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ホワイトニングが禁忌の方の中には、症状を改善させれば治療の対象になる方もいれば、残念ながら治療を受けることが難しい方もいます。
ただし、ホワイトニングが受けられなくても、セラミック治療など他の方法で歯を白くしたり、審美性をアップさせたりすることができる可能性はあります。

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