【武蔵小金井駅前の歯医者でインプラント】インプラント周囲炎に関することについて

インプラント治療は、限りなく天然歯に近い感覚の人工歯を手に入れられる治療です。
そのため、歯を失ったときにはインプラント治療を選びたいという方が多いです。
しかし、インプラント治療後には、インプラント周囲炎という疾患のリスクがあります。
今回は、インプラント周囲炎に関することを解説します。

インプラント周囲炎とは?

インプラント周囲炎は、インプラントの周りの歯茎や骨が炎症を起こし、最終的にインプラントが抜け落ちてしまう疾患です。
天然歯でいうところの、歯周病と似た病態です。

インプラントは虫歯にならないのに、病気になるのはなぜ?

インプラント自体は人工物のため虫歯にはなりませんが、歯茎やそれを支える骨は天然歯と同様に細菌感染の影響を受けます。
こちらの細菌感染が、インプラント周囲炎の主な原因です。

インプラント周囲炎の進行スピードは?

インプラント周囲炎は天然歯の歯周病と比べて、10〜20倍ほどの速さで進行するとされています。
自覚症状が少ないまま急速に悪化するため、注意が必要です。

インプラント周囲炎になると必ずインプラントは抜ける?

初期段階で発見し、適切な治療を行えば、インプラント周囲炎の進行を止められる可能性があります。
しかし、重度に進行するとインプラントの撤去が必要になることがあります。

インプラント治療を受けたら必ずインプラント周囲炎になる?

インプラント周囲炎は誰でもかかる可能性がありますが、発症する割合は患者さん単位で10〜20%程度と考えられています。
そのため、決して発症率が高いというわけではありません。
適切なケアを行えば、十分予防は可能です。

インプラント周囲炎の初期症状は?

インプラントの周囲における歯茎の発赤や腫れ、ブラッシング時の出血が主な初期症状です。
これらの初期症状は歯周病と酷似しています。

インプラント周囲炎に痛みはある?

インプラント周囲炎は、初期段階では痛みが少ないことが多く、自覚症状が出た時にはすでに進行しているケースが多いです。

インプラント周囲炎は歯茎から膿が出る?

インプラント周囲炎は、炎症が骨にまで及ぶ中等度から重度の段階になると、歯茎から膿が出ることがあります。
こちらは強烈な悪臭を放ち、悪臭は口臭となって現れます。

インプラントがグラグラするのは周囲炎の症状?

インプラントが動揺している場合、インプラント周囲炎によって骨の吸収がかなり進行している可能性が高いです。
すぐに歯科クリニックを受診してください。

インプラント周囲炎の主な原因は?

インプラント周囲炎のもっとも多い原因は、不十分な口腔ケアによるプラークの蓄積です。
プラークはインプラント周囲炎だけでなく、虫歯や歯周病の原因でもあります。

喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高める?

喫煙は、インプラント周囲炎の大きなリスク要因の一つです。
喫煙することで血流を悪くし、炎症に対する抵抗力を低下させます。

歯ぎしりや食いしばりはインプラント周囲炎に影響する?

歯ぎしりや食いしばりによる過度な力がインプラントにかかると、周囲の骨に負担がかかり、周囲炎のリスクを高めます。
このようなケースでは、歯ぎしりや食いしばりを改善するためのマウスピースの使用が推奨されることがあります。

糖尿病とインプラント周囲炎の関係は?

糖尿病などの全身疾患があると、免疫機能が低下し、インプラント周囲炎だけでなく歯周病全般のリスクが高まります。

高齢になるとインプラント周囲炎のリスクも上がる?

加齢そのものよりも、長期的なケアの状況や全身疾患の有無がリスクに関係します。
そのため、高齢でもセルフケアや健康状態に問題がなければ、インプラント周囲炎は防げます。

インプラント周囲炎を発症したらどうする?

自覚症状が出る前に、速やかにかかりつけの歯科クリニックを受診してください。

軽度であれば、歯科クリニックでの専門的なクリーニングや抗生物質の使用が行われます。
ある程度進行している場合は、歯肉を切開してプラークや歯石を除去する外科的処置が必要になります。

インプラント周囲炎の治療は保険が適用される?

インプラント周囲炎の治療は基本的に自由診療となることが多いですが、治療内容によっては一部保険が適用される可能性もあるため、歯科クリニックに確認が必要です。

インプラント周囲炎の治療期間はどれくらい?

インプラント周囲炎の治療期間は、症状の進行度や治療内容によって大きく異なります。
症状が軽度であれば数回の通院で済みますが、外科的処置が必要な場合は数ヶ月かかることもあります。

まとめ

インプラント周囲炎は、インプラント治療を受けた方であれば誰もが発症し得る疾患です。
しかし、適切なセルフケアや治療後の定期検診を怠らなければ、そう簡単に発症することはありません。
またもし発症してしまったとしても、定期的なメンテナンスを行っていれば、重症化する前に発見して治療できます。
せっかく手に入れた人工歯を失ってしまわないよう、治療後は常にリスクに備えておきましょう。

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