ホワイトニング直後の食事では、これまで通りの食事が実現できない可能性があります。
なぜなら、着色しやすいものばかり食べていた方は、後戻りのリスクが高くなるからです。
またホワイトニング後の食事におすすめのメニューとして、うどんが挙げられます。
今回はうどんがおすすめの理由を中心に解説します。
ホワイトニング後の食事にうどんがおすすめの理由3選
うどんはホワイトニング直後に摂取する食べ物として満たすべき、以下の3つの要素を満たしているため、非常におすすめです。
・低色素
・低刺激
・低油分
各項目について詳しく説明します。
低色素
うどんがホワイトニング後の食事としておすすめなのは、低色素だからです。
ホワイトニング後の後戻りは、冒頭でも触れた通り色素の濃いものを食べることで起こりやすくなります。
例えばカレーやケチャップ、ソースなどが含まれているものは、後戻りを引き起こすため摂取すべきではありません。
一方、うどんの生地は白色で色素が少ないため、うどんそのものが歯の着色を引き起こすということはほとんどありません。
低刺激
うどんは低刺激の食べ物であるため、ホワイトニング後に食べるものとしては適しています。
ここでいう低刺激とは、やわらかく歯や歯茎への物理的な刺激が少ないことを指しています。
ホワイトニング後の歯や歯茎は、薬剤の効果によって敏感になっています。
そのため、硬い食べ物を食べると歯に物理的なダメージを与えることになります。
例えばナッツ類は非常に硬く、歯に強い力がかかりますし、煎餅やスナック菓子などにつても歯を傷つけてしまうおそれがあります。
うどんは赤ちゃんでも食べられるくらいやわらかく刺激が少ないため、ホワイトニング後のデリケートな歯に優しいです。
低油分
うどんがホワイトニング後の食事としておすすめの理由には、低油分であることも挙げられます。
うどんそのものは、油分が少ない食べ物です。
そのため、後戻りのリスクはかなり軽減されています。
逆に揚げ物など油分の多い食べ物は、歯の表面に膜が形成されやすくなり、その上に着色成分が付着してホワイトニングの効果を妨げる可能性があります。
また揚げ物の衣などの硬い食感は、先ほど触れたナッツや煎餅のように、ホワイトニング直後の敏感な歯を傷つけることが考えられます。
ホワイトニング後にうどんを食べる際の注意点
ホワイトニング後うどんを食べる際には、以下の点に注意しなければいけません。
・スープの味
・具材
・食べ方
各項目について詳しく説明します。
スープの味
うどんを食べる際は、麺とあわせるスープの味に注意しましょう。
スープのないうどんを食べる場合は問題ありませんが、スープがある場合は濃い色のものを避けなければいけません。
例えば、濃い色の醤油ベースのスープ、カレーうどんなどは後戻りを引き起こすリスクが高いです。
逆に透明な出汁や塩ベースのスープであれば、そこまでホワイトニングの効果を阻害することはありません。
具材
ホワイトニング後にうどんを食べる場合、具材にも注意しなければいけません。
ホワイトニング直後に摂取するうどんは、基本的に素うどんにすることをおすすめします。
具材を入れてしまうと、それのせいで着色や歯のダメージのリスクが高まるからです。
例えば、うどんに卵黄を入れて釜玉うどんにする方もいるかと思いますが、生に近い卵黄は着色のリスクが高いため、控えなければいけません。
またこのとき入れても大丈夫な具材としては、蒲鉾やゆで卵、白身魚など色の薄いものが挙げられます。
ゆで卵は固茹でにし、しっかりと卵黄が固まった状態にすることが望ましいです。
ちなみに、鶏肉を入れても問題ありませんが、前述の通りホワイトニング後の歯は油分に弱いです。
そのため、皮の部分は取り除き、身だけを食べるようにしましょう。
食べ方
ホワイトニング後にうどんを食べる場合、温度にも注意しましょう。
あまりにも熱すぎるうどんは、敏感になっている歯との相性がよくありません。
適度な温度に冷ましてから食べることで、歯のダメージを予防できます。
またうどんは着色のリスクが低いですが、ホワイトニング直後は通常よりもかなり歯が着色しやすい状態になっています。
そのため、食後はすぐにうがいをするか、ブラッシングを行うことが重要です。
さらに、ダラダラと時間をかけて食べるのも控えましょう。
うどんは時間が経つと伸びてしまうため、早めに食べる方が多いかとは思いますが、ダラダラ食べるとスープなどの着色成分が歯に触れる時間が長くなってしまいます。
まとめ
ホワイトニングを受けた直後は、とにかくホワイトニングの効果を長持ちさせることを重視しなければいけません。
すぐに後戻りが起こると、短いスパンで歯科クリニックに再来院しなければいけませんし、ホワイトニングの費用もかさんでしまいます。
そのため、うどんなどの着色や歯へのダメージのリスクが低いものについて、なるべく手を加えずに食べることが求められます。