ホワイトニングを受けるにあたって、歯の色に関することは誰もが気になっていることでしょう。
例えばどれくらい白くなるのか、自然な白さはどの程度なのかといった点です。
今回は、これらを含むホワイトニングの色に関することをあれこれ解説します。
興味がある方はご覧ください。
ホワイトニングでどれくらい歯が白くなる?
個人差や方法によりますが、オフィスホワイトニングでは1回の施術で2~4段階程度、ホームホワイトニングでは2~3週間で3~4段階ほど白くなるのが一般的です。
オフィスホワイトニングの効果が出るのが早いのは、オフィスホワイトニングの方が強力な薬剤を使用しているからです。
ホームホワイトニングで使用する薬剤はマイルドであるため、効果を実感するまでには時間がかかります。
日本人の平均的な歯の色はどれくらい?
日本人の平均的な歯の色は、シェードガイドにおけるS30前後とされています。
シェードガイドは、歯科クリニックで見せてもらうことができる色見本です。
こちらの色を見ながら、患者さんは自身の目指す色を決めることになります。
自然な歯の色の目安は?
ホワイトニングのシェードガイドでいうところのA1~A2程度の色が、自然な歯の白さとして人気があります。
ホワイトニングで歯が白くなりすぎることはある?
歯科クリニックでホワイトニングを行う場合、カウンセリングで希望の色を相談できるため、不自然な白さになることはごく稀です。
ただし、少しでも理想の白さに近づけるには、患者さんと歯科医師が目標の白さを共有することが重要です。
生まれつき歯が黄色くても白くなる?
歯科クリニックでのホワイトニングは、歯の内側の象牙質も漂白できるため、生まれつきの黄ばみでも白くする効果が期待できます。
1回のオフィスホワイトニングで最大の白さになる?
オフィスホワイトニングは、1回で効果を実感しやすいですが、目標の白さに達するには複数回の施術が必要な場合が多いです。
ホームホワイトニングで目指せる白さの限界は?
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングより薬剤の濃度が低いため、劇的な変化よりも自然な白さを目指す傾向にあります。
もちろん限界はありますが、継続することで目標の白さに近づけます。
神経を抜いた歯も白くなる?
神経を抜いた歯については、通常のホワイトニングでは白くなりません。
ウォーキングブリーチなど、別の特別な処置が必要です。
ウォーキングブリーチは、神経がなくなった歯の変色を、歯の内部に専用の漂白剤を詰めて白くする方法です。
内部から漂白効果を徐々に得るため、自然な仕上がりになります。
ただし、ホワイトニングを取り扱っている歯科クリニックが、すべてウォーキングブリーチを取り扱っているとは限りません。
ホワイトニング後、一時的に歯が白っぽく見えるのはなぜ?
ホワイトニングの施術直後は歯の水分が失われ乾燥するため、一時的に白く見えます。
こちらは数時間~1日程度で水分が戻り、落ち着いた色になります。
ホワイトニングの漂白効果は永遠?
残念ながら、ホワイトニングの漂白効果は永遠ではありません。
徐々に色が戻ってくるため、タッチアップと呼ばれる再施術を繰り返す必要があります。
ホワイトニングで色戻りが起こるのはなぜ?
ホワイトニングで色戻りが起こるのは、日常の飲食による再着色、歯の保護膜の再生、加齢などが主な原因です。
こちらを防ぐには、色素の濃い飲食物(コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど)を控えること、ホワイトニング用歯磨き粉の使用、定期的なメンテナンスが効果的です。
喫煙するとどれくらいで色戻りが起こる?
喫煙をすると、ヤニによってすぐに黄ばみが再付着するため、ホワイトニングの効果は短期間で薄れます。
また、こちらは電子タバコでも同様です。
ホワイトニング直後にすぐ色が戻った気がするのはなぜ?
ホワイトニングの施術直後の一時的な乾燥による白さから、水分が戻ることで色が1~2段階戻ったように感じることがあります。
これは自然な現象であり、トラブルが発生しているわけではありません。
ホワイトニングの施術では、この色戻りも見越して理想の色が決定されます。
ホワイトニング後、いつから色の濃いものを食べても良い?
ホワイトニングの施術後24時間は、歯の表面が無防備な状態になっているため、色の濃い飲食物や酸性の強いものは控えることを推奨します。
24時間以上経過した後は、少しずつ色がついているものを食べても大丈夫です。
ちなみに、一切色が濃いものを食べなかったとしても、長くて1年程度で色戻りは起こります。
まとめ
ホワイトニングで理想の白さを実現できる可能性は、残念ながら100%ではありません。
色の浸透のしやすさには個人差がありますし、ホワイトニングの方法によっても効果には違いがあります。
もちろん、限りなく理想の白さに近づけることは可能であるため、歯科医師と相談しながら慎重に施術を進めていきましょう。
特に結婚式などのイベントに向けてホワイトニングをする方は、トラブルが起こらないための対策が必須です。
