ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングとは異なり、患者さん自身が自宅でマウスピースを用いて施術を行わなければいけません。
そのため、つい施術をサボってしまうというケースもよく見られます。
今回は、ホームホワイトニングをサボってしまう主な原因について解説します。
装着時間が長い
ホームホワイトニングで使用するマウスピースは、1~2時間は装着し続けなければいけません。
こちらの時間を長いと感じ、ついついサボってしまうというケースは多いです。
準備が面倒
ホームホワイトニングを行う際は、マウスピースにジェルを塗布したり、使用後しっかりジェルを洗い流したりする必要があります。
こちらを面倒に感じてしまうケースも多々見られます。
食事の制限
ホームホワイトニングを行った後は、1~2時間は着色汚れを防ぐため、食事を回避しなければいけません。
自分のタイミングで食事を摂りたい方は、こちらの制限を不便に感じ、ホームホワイトニングをサボりがちになります。
お酒が飲めない
ホームホワイトニングは、基本的に夜の夕食が終わったタイミング、就寝前に行うことが多いです。
そのため、晩酌の習慣がある方は装着のタイミングを逃し、ついサボりがちになってしまいます。
生活リズムの乱れ
日頃残業が多かったり、夜更かしをする機会が多かったりする方は、ホームホワイトニングのモチベーションが低下し、習慣的に行えない可能性があります。
マウスピースの管理
ホームホワイトニングでは専用のマウスピースを使用するため、外出先などで行う場合は持ち運びが必要です。
こちらの持ち運びを面倒に感じ、定期的に施術をサボってしまうというケースがあります。
ジェルの補充が面倒
ホームホワイトニングの大きなメリットとして、オフィスホワイトニングのように歯科クリニックに通わなくても施術できるという点が挙げられます。
しかし、ホームホワイトニングの薬剤がなくなってしまった場合、通院してジェルを補充しなければいけません。
こちらの通院が面倒に感じる方は、ホームホワイトニングをサボってしまう可能性が高いです。
知覚過敏
知覚過敏の症状がひどい方は、ホームホワイトニングの薬剤がしみてしまい、ついつい施術を避けるようになることが考えられます。
違和感や異物感
ホームホワイトニングのマウスピースを装着したとき、人によっては強い違和感や異物感を抱くことがあります。
こちらを不快に感じ、ホームホワイトニングをサボってしまうというケースもあります。
しゃべりにくい
ホームホワイトニングを行っている1~2時間の間は、マウスピースを装着していることからしゃべりにくくなります。
そのため、家族と会話をしたい方や夜電話をする機会が多い方などは、不便さを感じて施術をサボることがあります。
味が苦手
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、独特の味がします。
施術中はこの味が苦手でも我慢しなければいけないため、あまりに味が苦手な方は継続的に施術をするのが難しくなります。
歯茎への刺激
ホームホワイトニングの薬剤が歯茎に触れることによって痛みを感じ、施術を敬遠してしまうというケースがあります。
しかし、実際は塗布するジェルの量を間違えなければ、そこまで歯茎に薬剤が触れてしまうことはありません。
変化を感じられない
オフィスホワイトニングに比べ、ホームホワイトニングはマイルドな薬剤を使用することから、白さを実感できるまでには時間がかかります。
このように劇的な変化がないことから、モチベーションが上がらず、ついつい施術をサボってしまうというケースがあります。
色戻り
ホームホワイトニングは、少しでもサボってしまうと色戻りが発生し、せっかく白くなった部分の色が元に戻ってしまいます。
これにより、モチベーションが低下してサボってしまうというケースもよく見られます。
他人から気付かれない
ホームホワイトニングは前述の通り効果がゆっくりであるため、歯が白くなったことについて周りになかなか気付かれないことがあります。
このとき、「苦労の割に褒められない」と感じ、モチベーションを失ってしまう方もいます。
先延ばしにする
どのような理由であれ、ホームホワイトニングを一度サボってしまうと、再開のハードルが上がってしまいます。
その結果、再開を先延ばしにしてしまうというケースはよくあります。
施術を忘れる
ホームホワイトニングを開始した直後のタイミングでは、まだ施術が習慣化しておらず、単純に忘れてしまうことも多々あります。
まとめ
ホームホワイトニングに対し、「簡単」「楽に白くなる」というイメージを持っている方も少なくないかと思います。
もちろん通院回数が極めて少ないという意味では、上記のような認識も間違ってはいません。
しかしある程度のルールはありますし、施術を行うのは患者さん自身であるため、サボらないように工夫をする必要があります。
そのため、施術を受ける際はそれなりの覚悟を持って臨みましょう。
