【武蔵小金井駅前の歯医者で根管治療】根管治療は何がつらいのか?

根管治療は、重度にまで進行した虫歯に適用されるもので、根管という歯の奥の部分にある汚れや細菌を除去する治療です。
こちらは虫歯が重症化した場合は必ず行わなければいけませんが、根管治療には患者さんがつらいと感じる点がいくつもあります。
今回は、根管治療の一体何がつらいのかについて解説します。

根管治療をつらいと感じる理由6選

患者さんが根管治療をつらいと感じる理由は以下の通りです。

・治療中の痛み
・治療後の痛みとフレアーアップ
・長期間の通院
・歯の寿命への影響
・高額な費用
・再発のリスク

各項目について詳しく説明します。

治療中の痛み

根管治療をつらいと感じやすいのは、治療中の痛みが強くなるケースがあるからです。

根管治療は虫歯治療の一種であるため、当然麻酔が使用されます。
そのため、通常はそこまで強い痛みが出ることはありません。

しかし、虫歯が進行して歯髄炎を起こしている場合、麻酔が効きにくくなって痛みが強くなるおそれがあります。

また根管内は非常に複雑な形状をしているため、一部の神経が取り残されてしまった場合、器具などが触れると激痛が走ることも考えられます。

患者さんの中には、虫歯治療に対し強い不安や嫌悪感を抱いている方も多いかと思います。
このような方にとって、痛みが強くなる可能性のある根管治療は非常に相性が悪いです。

どれだけ腕のある歯科医師でも、上記のような痛みが強くなるケースを完全に排除することはできません。

治療後の痛みとフレアーアップ

根管治療のつらい点としては、治療後の痛みとフレアーアップも挙げられます。

根管治療を受けた後も、実は治療中と同じように痛みが出ることがあります。
例えば歯の根の先が傷ついたり、根管内の細菌が外に押し出されたりすることで、身体の免疫反応が活発になり、炎症が起こって痛みや腫れが出ることが考えられます。

こちらの症状は通常治療から1週間程度で治まりますが、日常生活に大きな支障を与える可能性があります。

またごく稀なケースではありますが、根管治療後に激しい痛みや腫れが起こることがあります。
このような症状はフレアーアップといい、発症した患者さんは非常につらい時間を過ごさなければいけません。

長期間の通院

長期間通院しなければいけない点も、根管治療のつらいところです。

根管治療は、軽度の虫歯などを治療する場合とは違い、基本的に複数回歯科クリニックに通わなければ完了しません。
歯の状態や感染の程度によって異なりますが、一般的には2~4回程度の通院が必要です。

複雑な症例ではさらに通院回数が増え、数ヶ月~1年以上歯科クリニックに通い続けなければいけないこともあります。

また根管治療は、1回の治療にかかる時間も比較的長いです。
そのため、治療期間が長期に及ぶほど拘束時間は長くなりますし、治療でつらい思いをするケースも多くなります。

歯の寿命への影響

根管治療は、歯の寿命への影響が大きい治療です。
なぜなら、歯を大きく削るからです。

根管内は複雑な構造であり、こちらを適切に清掃するためには、歯を大きく削る必要があります。
また歯を大きく削ることで強度が弱くなり、治療後に歯が割れる破折のリスクが高まります。

さらに破折が起きた場合、多くは抜歯で対応することになります。
一度抜歯した歯は、二度と元に戻ることがないため、カバーするには入れ歯やインプラントなどで対応しなければいけません。

高額な費用

根管治療では、保険が適用されることも多いですが、より精密な治療を求める場合は自由診療となり、費用が高額にあります。
こちらは、経済的な余裕が少ない方にとってはつらいことです。

自由診療の場合、マイクロスコープなどの精密機器を使用して行われるため、治療の品質はもちろん高くなります。
しかし、保険が適用されないため、歯1本につき数十万円の治療費がかかることもあります。

再発のリスク

根管治療のつらいところは、一度治療した部分で症状が再発するリスクがあるという点です。

根管治療は数ある歯科治療の中でも、かなり難易度が高い部類に入ります。
経験が豊富な歯科医師であっても、失敗する可能性は十分にあり、失敗した場合は再治療が必要です。
再治療を行う場合、当然通院や費用の負担は増加します。

また根管治療の中でも、保険診療のものは成功率が30~50%程度とかなり低いです。
自由診療であれば90%近くまで成功率は跳ね上がりますが、それでも100%成功するという保証はありません。

根管治療を受けた後、前述したフレアーアップのような症状が出ている場合、失敗している可能性が高いです。

まとめ

冒頭でも触れたように、重度の虫歯を治療するのであれば、根管治療を受けなければいけない可能性が高いです。
しかし、治療を受ける患者さんがつらい思いをすることを考えると、最初から根管治療を受けなくても良い状況をつくるべきだと言えます。
具体的にはセルフケアやプロフェッショナルケアを徹底したり、少しでも違和感があればすぐ歯科クリニックに通院したりすることが求められます。

関連記事

【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!