【武蔵小金井駅前の歯医者で歯周病治療】歯周病に関する間違った認識をなくそう!

歯周病は誰もが知っている疾患の一つであり、発症すると歯茎が腫れたり出血しやすくなったりします。
しかし、歯周病について深く知っている方は、意外と少ないのが現実です。
正しい認識がなければ、正しく予防したり発症時に対処したりするのが難しくなります。
今回は、歯周病に関する間違った認識について解説します。

歯周病に関する間違った認識6選

歯周病に対して以下のような認識を持っている方は、この機会にぜひ正しい知識を得ていただきたいと思います。

・歯茎からの出血はブラッシングが原因
・歯周病は高齢の方がかかる疾患
・歯周病は口内だけの問題
・歯周病は遺伝性のもの
・歯周病はブラッシングやうがい薬で治る
・痛みがなければ治療の必要はない

各項目について詳しく説明します。

歯茎からの出血はブラッシングが原因

歯茎から出血してしまったとき、ブラッシングによって歯茎に刺激が加わったことが原因と考える方がいます。
しかし、こちらは間違った認識です。

健康的な歯茎は、適切にブラッシングをする分には出血することがありません。
出血は、歯周病の初期症状である歯茎の炎症(歯肉炎)のサインです。

このようなケースでは、血が出ていることに気付いた時点で、すぐに歯科クリニックで診てもらうことが望ましいです。

ただしあまりにも強い圧でブラッシングをした場合、刺激が強すぎるあまり出血することはあります。
そのため、歯周病のサインだということを見逃さないように、普段から適度な圧力でブラッシングを行うことが大切です。

歯周病は高齢の方がかかる疾患

歯周病に対し、高齢の方が発症する疾患という認識を持っている方もいるかもしれませんが、こちらも間違いです。

歯周病は、年齢を問わず誰しもに発症のリスクがある疾患です。
確かに高齢になった方が発症のリスクは高まりますが、プラークが蓄積していれば10代や20代でも発症する可能性は十分にあります。

特に若い方の中には、自身がまだ歯周病と無関係だと考え、ブラッシングを怠ってしまう方が多い傾向にあるため、注意しなければいけません。

歯周病は口内だけの問題

歯周病の症状と言えば、冒頭でも触れた通り歯茎の腫れや出血が挙げられます。
また歯周病はこのような口内の問題にとどまると考える方もいますが、こちらは間違った認識です。

歯周病を発症すると、全身の健康状態に悪影響が及ぶ可能性があります。
数ある口腔疾患の中でも、歯周病は特にその傾向が顕著です。

仕組みとしては、歯周病の炎症における原因菌が血管を通して全身を巡ることで、糖尿病や心臓病、脳卒中や肺炎などを発症しやすくなります。
中でも糖尿病は歯周病との関連性が深く、糖尿病が歯周病を誘発することも考えられます。

歯周病は遺伝性のもの

歯周病に対し、遺伝性の疾患だという認識を持っている方も多いですが、こちらの考えは正しくありません。

確かに、歯周病には遺伝的要因が関与することもあります。
例えば親御さんの食生活やブラッシングが乱れていたり、歯並びが良くなかったりする場合、歯周病のリスクが高まり、その子どもにあたる方も歯周病を患いやすいです。

しかし、このような要因があるからといって、歯周病を遺伝性の疾患と考えるのは間違っています。

食生活やブラッシングを適切なものにしたり、適宜歯列矯正を受けたりすれば、歯周病が遺伝するリスクは軽減します。
つまり、歯周病を予防できるかどうかは、本人の頑張り次第だということです。

歯周病はブラッシングやうがい薬で治る

歯周病を発症している方の中には、丁寧にブラッシングを行ったり、うがい薬を使用して対処したりする方もいます。
しかし、このような方法で歯周病が治ると考えるのは大間違いです。

薬用歯磨き粉やマウスウォッシュなどのデンタルケア製品は、歯周病の予防効果を高めてくれます。
ただし、歯周病の原因となる歯周ポケット内のプラーク、歯石を取り除くことはできません。

いくらセルフケアで口内環境を良くしたとしても、歯石が残っている場合は歯周病の根本的な治療にはなりません。

痛みがなければ治療の必要はない

歯周病に対し、虫歯のように痛みがなければ大丈夫と考える方も多いですが、こちらも間違った認識です。

歯周病を発症していたとしても、初期段階の場合はほとんど痛みがありません。
このような特徴から、歯周病はサイレント・ディジーズ(静かなる病気)とも呼ばれています。

また歯周病を発症して痛みが現れるのは、すでに歯茎が下がり、歯がぐらつくなどかなり症状が進行している段階です。
つまり、痛みが出てから歯科クリニックを訪れても、すでに手遅れの場合があるということです。

まとめ

歯周病に対し、あまり怖い疾患という印象を抱いていない方は多いです。
またそのような方の中には、歯周病に対して間違った認識を持っている方も多くいます。
正しい知識を持っていれば、歯周病予防がどれだけ重要なことかわかるはずです。
ちなみに、こちらは歯周病だけでなく、虫歯にも同じことが言えます。
どちらも正しい知識を身に付けた上で、適切に予防することが大切です。

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