歯周病を治療するには、基本的にスケーリングやルートプレーニングといった基本歯周治療を受けなければいけません。
なぜなら歯周病の原因はプラークであり、これらを除去するのが基本歯周治療だからです。
しかし、日本には歯周病薬というものが存在します。
今回は歯周病薬“アセス”に関することを解説します。
アセスとは?
アセスは、佐藤製薬が販売する歯周病(歯肉炎・歯槽膿漏)の諸症状を緩和・予防するための医薬品および医薬部外品ブランドです。
特に第3類医薬品として販売されているアセスは、日本で初めての天然ハーブ由来の歯周病薬として知られています。
アセスで歯周病は治る?
適切な治療とブラッシング等の自己管理があれば治りますが、アセスだけで一度失った骨を元通りにするのは困難です。
アセスにはどのような効果がある?
アセスに含まれる天然ハーブ由来の成分が、歯茎の腫れや出血、口臭などの歯周病における諸症状を緩和します。
アセスに含まれる成分は?
アセスはカミツレ、ラタニア、ミルラの3種の天然ハーブ生薬が主成分としている安全性の高い薬です。
アセスに研磨剤は入っている?
医薬品のアセスには研磨剤が含まれていません。
そのため、歯茎を傷つけにくいのが特徴です。
アセスは口臭も防げる?
アセスは歯周病菌による炎症を抑え、周りの方にも影響を及ぼすような強い口臭の発生を緩和します。
歯茎の出血がひどいときに使っても大丈夫?
アセスは、歯周病による歯茎の出血がひどいときにも使用できます。
ブラッシングによる直接的なアプローチで、弱った毛細血管の炎症を鎮める効果が期待できます。
1日に何回使用するのが理想?
アセスは通常の歯磨き粉と同じように、朝・夕の1日2回、適量を歯ブラシにつけて使用するのが理想的です。
ブラッシング後のうがいは何回すべき?
アセスを使用してブラッシングを行った後は、成分を口に残すため、少量の水で1回程度にするのが効果的です。
アセスの独特な味は何由来?
アセスは、独特なしょっぱい・辛い味がするのが特徴です。
こちらは、アセスの基剤に含まれる重曹(炭酸水素ナトリウム)によるものです。
アセスは歯ブラシを濡らしてから使った方が良い?
アセスを使用する際は、成分を薄めないよう、乾いた歯ブラシでの使用が推奨されることが多いですが、使い心地に合わせて調整可能です。
電動歯ブラシでもアセスは使える?
アセスは研磨剤が含まれていないため、手用の歯ブラシよりも振動が強い電動歯ブラシでも使いやすい製品です。
アセスとアセス液の使い分けは?
アセスには、歯磨き粉タイプとマウスウォッシュタイプのアセス液があります。
ブラッシングができる時はアセス、外出先などで磨けない時はアセス液が便利です。
アセスは子どもでも使える?
製品によって異なりますが、医薬品のアセスは主に成人が対象です。
使用前にパッケージの年齢制限を確認してください。
アセスジュニアであれば、小中学生の歯肉炎対策に向けた製品として展開されているため、基本的に問題なく使用できます。
妊娠中や授乳中にも使える?
アセスは外用薬(歯磨き粉)であるため、妊娠中や授乳中に使っても一般的に問題ないとされますが、心配な場合は医師や薬剤師にご相談ください。
長期間使い続けても副作用はない?
アセスではこれまで大きな副作用は報告されていませんが、万一発疹や異常を感じた場合は使用を中止してください。
アセスを使うと歯が黄色くなるって本当?
アセスの使用により、直接的に歯が黄ばんでしまうということはありません。
ただし研磨剤が入っていないため、着色汚れが付きやすくなる可能性はあります。
その場合は、時々研磨剤入りを併用するなどの対策が有効です。
アセスを飲み込んでしまった場合は?
少量であれば問題ありませんが、多量にアセスを飲み込んだ場合は医師の診断を受けてください。
アセスとアセスLの違いは?
アセスには、アセスLという別の商品ラインナップもあります。
アセスLはライトなミント味で、従来の味が苦手な方向けに調整されています。
アセスEにはどのような特徴がある?
アセスのラインナップの一つであるアセスEは、ビタミンE(酢酸トコフェロール)を配合し、血行を促進して歯茎の健康をサポートします。
インプラントを装着している場合でも使える?
アセスは研磨剤を含まないため、インプラント周囲のケアにも適しています。
使い始めてから効果が出るまでの期間は?
アセスを使い始めてから効果が出るまでの期には個人差がありますが、炎症の緩和には数日~1週間程度の継続使用が目安です。
まとめ
アセスは日本初の歯周病薬であり、現在でも高く支持されています。
しかし、アセスはブラッシングなどのケアと併用すべきものであり、風邪薬のように歯周病を完全に治すためのものではありません。
そのため、あくまで歯周病を治せる確立を上げるものと捉えておきましょう。
重度にまで歯周病が進行している場合は、薬に頼らずまず歯科医師に頼ることをおすすめします。
