【武蔵小金井駅前の歯医者で矯正治療】矯正治療を受けたのに歯並びが良くならない理由

矯正治療は歯並びにコンプレックスがあったり、不便さを感じていたりする方が、歯並びをキレイにするための治療です。
しかし、場合によってはうまく治療の効果が得られないことも考えられます。
今回は、矯正治療を受けたにもかかわらず、歯並びが良くならない理由について解説します。

矯正治療を受けても歯並びが良くならない理由6選

歯科クリニックで矯正治療を受けたものの、イマイチ効果が得られなかったという場合、以下の理由が考えられます。

・骨格の問題
・不適切な治療計画
・保定の不足
・口周りの癖
・矯正治療中の虫歯
・矯正装置の破損

各項目について詳しく説明します。

骨格の問題

骨格の問題が見られる場合、矯正治療を受けても歯並びが良くないことがあります。
例えば、出っ歯や受け口といった不正咬合については、矯正装置だけではなかなか治せません。

出っ歯は上の前歯が突出している状態であり、上顎前突とも呼ばれます。
名前の通り、上の顎の骨が前に出ていることで発症することがあります。

また受け口は下顎前突とも呼ばれるもので、下の前歯が前に出ている状態です。
こちらも出っ歯と同じく、下の顎の骨が前に出ていることが原因になっているケースがよく見られます。

このように骨格の問題がある場合、歯を動かしても根本的な解決にはなりません。
外科治療を併用し、骨格そのものを治さなければ、歯並びも噛み合わせも悪いままになってしまいます。

不適切な治療計画

不適切な治療計画が立てられていたことも、矯正治療後に歯並びが良くならない理由の一つです。

矯正治療前には、しっかり患者さんの口内を検査し、歯科医師による治療計画が立案されます。
これにより、それぞれの患者さんに合った治療法が選択されたり、おおよその治療期間が決定したりします。

しかし十分な診断が行われず、治療計画も適切ではない場合、当然患者さんは思ったような効果を得られません。
稀ではありますが、歯科医師も人間ですので、100%このようなミスが起こらないとは限りません。

特に部分矯正できない症例を無理やり部分矯正で改善しようとすると、後戻りや噛み合わせの問題が生じやすくなります。

保定の不足

矯正治療を受けたにもかかわらず、あまり効果を得られなかったという場合、保定が不足していた可能性があります。

矯正治療は、歯を理想の位置に移動させれば終わりというわけではありません。
歯を移動させた後は、保定期間という移動した歯を固定する期間に入ります。

このとき、矯正装置とは異なる保定装置(リテーナー)というものを装着しますが、こちらの装着が不十分だった場合は少しずつ歯並びが元に戻っていきます。
その結果、当初の歯並びと比べてあまり変化を感じられなくなってしまうことがあります。

後戻りを防ぐためには、歯科医師の指示に従い、装着期間や1日の装着時間を厳守しなければいけません。

口周りの癖

口周りの癖も、矯正治療の効果を半減させてしまうことがあります。

例えば、舌で前歯を押す癖は舌突出癖と呼ばれますが、こちらは矯正治療によって内側に引っ込んだ前歯を再び外側に出してしまう原因になります。
また唇を噛む咬唇癖も、上下の歯に圧力が加わり、後戻りにつながります。

これらの癖は無意識に行っていることがほとんどであるため、本人の意志で改善することは難しいです。
そのため、上記のような癖の自覚がある方は、矯正治療と並行して癖を改善するトレーニングを受けておくべきです。

矯正治療中の虫歯

矯正治療中に虫歯を発症したことにより、思ったよりも歯並びが良くならないことがあります。
こちらは治療計画に狂いが生じるからです。

ワイヤー矯正など、固定式の装置で矯正治療を行う場合、どうしても歯と装置の隙間に汚れが溜まりやすくなります。
そのため、虫歯を発症するリスクも高まります。

また矯正治療中に虫歯を発症した場合、一般的には虫歯治療が優先されます。
軽度の虫歯であれば、矯正治療を中断しなくても行える可能性がありますが、重度の場合はそういうわけにはいきません。

もちろん、矯正治療を中断するということは、歯を移動させない時間が生まれてしまうということになります。
結果的に、当初の期間では十分な矯正効果を得られなくなります。

矯正装置の破損

矯正治療中に装置が破損してしまった場合、すぐに修理しなければ歯並びを良くすることはできません。

マウスピースやブラケットなどの矯正装置は、精密につくられています。
そのため、患者さん自身が接着剤などで修理すると、歪みが生じたり適切な力がかからなくなったりする可能性があります。

まとめ

矯正治療は長い時間を費やし、少しずつ歯を理想の位置に移動させていくものです。
しかしせっかく時間を費やしたにもかかわらず、思うような効果が出なかった場合、患者さんのダメージはとても大きくなります。
もちろん、矯正治療後にもう一度歯並びを修正できる可能性はありますが、またルールを守りながら治療を再開するのは骨が折れます。
そのため、事前に取り除ける不安はできる限り取り除いておきましょう。

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