【武蔵小金井駅前の歯医者で虫歯治療】虫歯の間違った情報について

近年はインターネットの急速な拡大に伴い、ネットで得た情報を取捨選択するという方が多くなっています。
これはもちろん、虫歯に関する情報にも言えることです。
しかし、このとき間違った情報を鵜呑みにしてはいけません。
今回は、虫歯の間違った情報とはどのようなものなのかについて解説します。

虫歯に関する間違った情報6選

以下の虫歯に関する情報は間違っているため、患者さんは注意しなければいけません。

・甘いものを食べると虫歯になる
・痛みがない虫歯は放置しても良い
・一度治療した歯は二度と虫歯にならない
・毎日ブラッシングをしていれば虫歯は予防できる
・フッ素は危険なもの
・親から子どもに虫歯菌がうつると、子どもは一生虫歯になる

各項目について詳しく説明します。

甘いものを食べると虫歯になる

多くの方は、虫歯に対して“甘いものを食べると発症するもの”というイメージを持っているかと思います。
確かに甘いものは虫歯のリスクを高めますが、甘いもの食べたからといって必ずしも虫歯を発症するとは限りません。

虫歯は口内の細菌が糖分やデンプンを分解して酸をつくり出し、この酸が歯を溶かすことで発生します。
そのため、甘いものだけでなく、ご飯やパンといった炭水化物も原因になります。

また虫歯のリスクは、摂取したものの種類よりも、口内に酸が存在する時間や、適切なデンタルケアが行われているかどうかに大きく左右されます。
つまり甘いものを食べたとしても、ケアが適切であれば虫歯の発症リスクは低下するということです。

痛みがない虫歯は放置しても良い

虫歯がまだ初期段階の場合、痛みは発生しません。
しかし痛みがないからといって、放置しても良い理由にはならないため、注意が必要です。

痛みが現れる場合、虫歯はすでに中程度にまで進行している可能性が高いです。
場合によっては、神経に達するほど進行していることもあり、この頃にはより大がかりな治療が必要になります。

そのため、定期的な歯科検診を受けることで、自覚症状のない初期虫歯を発見し、重症化する前に適切な処置を受けなければいけません。

一度治療した歯は二度と虫歯にならない

虫歯を歯科クリニックで治療する場合、通常は歯を削った後、詰め物や被せ物などを装着します。
こちらはすでに虫歯が完治した歯ですが、一度治療したからといってその歯が二度と虫歯にならないとは限りません。

詰め物や被せ物と歯の境目は、時間の経過とともに摩耗したり隙間ができたりすることがあります。
特に銀歯やレジンなど、保険診療の補綴物を装着した場合、こちらのリスクは高くなります。

また隙間ができた場合、そこから再び細菌が侵入して虫歯になる可能性があります。
そのため、補修された歯であったとしても、適切なセルフケアと歯科クリニックでの定期的なメンテナンスが欠かせません。

毎日ブラッシングをしていれば虫歯は予防できる

虫歯予防の基本と言えば、なんといってもブラッシングです。
しかし、毎日ブラッシングを行っていても、虫歯を発症することはあります。

歯ブラシだけでは、プラークを完璧に除去することが困難です。
特に歯と歯の間や歯周ポケットには磨き残しができやすく、そこから虫歯が発生するケースも多いです。

そのため、より虫歯のリスクを減らすには、歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを併用することが大切です。

フッ素は危険なもの

一部のインターネットの情報では、フッ素について有害であることが主張されるケースがありますが、こちらは根拠のない誤情報です。

適切な濃度のフッ素は、虫歯予防に有効でなおかつ安全なことが、長年の研究によって証明されています。
国際的な機関でもフッ素の利用が推奨されていて、フッ素配合の歯磨き粉やフッ素塗布は、効果的な虫歯予防法だと言えます。

ちなみに、子どもへのフッ素の使用について危険性を主張する情報もありますが、こちらも適切な量であれば問題ありません。

親から子どもに虫歯がうつると、子どもは一生虫歯になる

乳幼児期、親から子どもにキスをすることにより、虫歯菌がうつってしまうという情報は、耳にしたことがある方も多いでしょう。
確かに虫歯菌がうつることは事実ですが、一度うつったとしても適切なケアをすれば、子どもは虫歯のない健康な歯を保てます。

虫歯菌が移動したからといって、必ずしも子どもが虫歯を発症するとは限りません。
虫歯になるかどうかは、その後の生活習慣やデンタルケアに左右されます。

そのため、親御さんはキスや口移しを過度に恐れるよりも、子どもの口腔衛生習慣を確立し、歯科医師の指導を受けることが大切です。

まとめ

虫歯に関する情報について、インターネットで収集するということは、決して悪いことではありません。
むしろ、その方が患者さんの知りたい情報を効率的に知ることができます。
しかし、その際はすべての情報を信じるのではなく、必ず歯科医師に質問するなどして、答え合わせをすることが望ましいです。
もちろんインターネットで知り得ない情報についても、歯科医師に相談すれば教えてもらえる可能性があります。

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