【武蔵小金井駅前の歯医者で親知らず治療】親知らずがきちんと生えている・生えていないの基準は?

親知らずと聞くと、“抜歯しなければいけない歯”、“問題のある歯”というイメージを抱く方もいるでしょう。
しかし実際はそうとは限らず、しっかり生えていれば特に処置を行う必要はありません。
では、親知らずがきちんと生えている・生えていないの基準はどこにあるのでしょうか?
今回はこちらの点を中心に解説します。

きちんと生えている親知らずの特徴

一般的にきちんと生えていると判断される親知らずには、以下のような特徴があります。

・垂直にまっすぐ生えている
・噛み合わっている
・清掃がしやすい

各項目について詳しく説明します。

垂直にまっすぐ生えている

親知らずは、奥歯のさらに奥にある歯です。
しかし厳密には奥歯の一つに数えられるものであり、正常な場合は他の奥歯と同じように生えています。

具体的には上から下へ、あるいは下から上へまっすぐ生えている状態であれば、特に問題はないと言えます。

またこのような親知らずは、鏡などで見たときにその存在がしっかりと確認できます。

噛み合っている

親知らずは、通常上下左右の一番奥に生える歯で、計4本生えるケースが多いです。
すべての4本生えるとは限りませんが、4本生え揃っている場合、当然上下の親知らずは向かい合うように生えることになります。

このとき、しっかり上下の歯がキレイに噛み合っていれば、きちんと生えていると判断されることが多いです。

清掃がしやすい

清掃がしやすいかどうかも、親知らずがきちんと生えているかどうかの基準の一つです。

前述したようなまっすぐ生えている親知らず、上下がしっかり噛み合っている親知らずは、他の奥歯と同じようにブラッシングができます。
奥歯は他の歯に比べて見えづらく、歯ブラシの毛先も届きにくいですが、しっかり丁寧にブラッシングをすれば、汚れを落とせないということはありません。

きちんと生えていない親知らずの特徴

一方で、以下のような親知らずはきちんと生えていないと判断されることが多いです。

・斜めや横向きに生えている
・途中で止まっている
・隣の歯に悪影響を与えている

各項目について詳しく説明します。

斜めや横向きに生えている

親知らずの中には、まっすぐではなく斜めもしくは横向きに生えているものもあります。
こちらは、きちんと生えていないと判断されるものです。

また親知らずの生え方が歪んでしまう主な理由としては、顎のスペースが足りていないことが挙げられます。
顎の大きさには個人差があり、中には親知らずが十分に生えるほどのスペースがない方もいます。

ちなみに顎が小さい方は、そもそも親知らずが生えてこないことも考えられます。

途中で止まっている

親知らずは通常他の奥歯と同じように、表面がしっかり見える状態で生えてきます。
しかし、中には頭の部分だけが外から見えていて、中心以下の部分は歯茎に埋まっているということもあります。
つまり他の歯に比べて、明らかに背が低い状態ということです。

このような親知らずも、きちんと生えていないと判断されます。

隣の歯に悪影響を与えている

親知らずが隣の奥歯に悪影響を与えている場合も、きちんと生えていないという扱いになります。

例えば親知らずがあることが原因で、周囲の歯が虫歯を引き起こしていたり、歯周病を発症していたりする場合です。

ちなみに、先ほど触れた斜めや横向きに生えている親知らずは、隣の歯を圧迫して歯並びを悪化させる原因になることがあります。

きちんと生えていない親知らずの治療法

きちんと生えていない親知らずについては、抜歯で対処するのがもっとも一般的です。

一般的な流れとしては、まずレントゲンやCTで親知らずの状態を詳しく確認します。

その後痛みを抑えるために麻酔を施し、歯茎の切開と歯の分割を行います。
これらの処置は、埋まっている場合や真っ直ぐに生えていない場合に適用されます。

無事親知らずを分割したら、口内から摘出し、止血・縫合を行います。
このとき縫合に使用した糸については、通常1~2週間後に取り除かれます。

ちなみに、歯茎に埋まっているなど親知らずの状態が正常でなかったといても、特にトラブルがなければそのまま様子を見ることもあります。
ただし、経過観察のため定期的に歯科クリニックを訪れなければいけません。
親知らずの状態の変化によっては、前述したように抜歯が行われることも考えられます。

また抜歯以外の選択肢として、矯正治療が採用されることもあります。
例えば親知らずが横向きに生えてしまい、第二大臼歯を圧迫している場合、矯正治療を受けることで正しい位置に動かすことが可能です。

まとめ

親知らずが生えること自体には特に問題はなく、むしろ上下左右の4本が生え揃うのが正常な状態です。
しかし、真っ直ぐキレイに生えていない場合、他の歯や歯茎に悪影響を及ぼすことが考えられます。
そのため、気になる方は一度歯科クリニックで検査してもらいましょう。
処置が遅れると、口内環境が乱れてしまい、抜歯の難易度が上がってしまうことも考えられます。

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