【武蔵小金井駅前の歯医者・予防歯科】よくある歯磨き粉の取り扱い、選び方の間違い

ブラッシングをするときに欠かせないアイテムとしては、歯ブラシの他に歯磨き粉も挙げられます。
歯磨き粉がなくてもブラッシングはできますが、あるとないとでは虫歯や歯周病予防の効果が大きく変わってきます。
今回は、よくある歯磨き粉の取り扱いや選び方の間違いについて解説します。

歯磨き粉の取り扱い、選び方の間違い4選

歯磨き粉を使用もしくは購入する際、以下のような間違いをしている方は多いです。

・歯磨き粉を泡立てることを目的にしている
・目的や年齢に合わない成分を選んでいる
・使用期限を気にせずに使い続けている
・ブラッシング直後の飲食で成分を無効化している

各項目について詳しく説明します。

歯磨き粉を泡立てることを目的にしている

多くの人が陥る間違いが、歯磨き粉の泡立ちを洗浄力の基準にしてしまうことです。

市販の歯磨き粉の多くにはラウリル硫酸ナトリウムなどの発泡剤が含まれていて、これによって短時間で口内が泡で満たされます。
しかし、この泡立ちこそが落とし穴です。

大量の泡が出ると、それだけで「口の中全体が綺麗になった」という強い錯覚を脳に与えてしまいます。
その結果、本来時間をかけて1本ずつ落とすべきプラークが残っているにもかかわらず、わずか1分足らずでブラッシングを終えてしまう原因になります。

また過度な泡は視界を遮り、鏡を見てもブラシの毛先がどこに当たっているのか確認しづらくさせます。
本来、歯磨き粉の役割は、配合された有効成分を歯の表面に届けるための補助剤です。
泡に頼りすぎず、成分をじっくりと歯面に馴染ませる感覚を持つことが大切です。

目的や年齢に合わない成分を選んでいる

“家族全員で同じ歯磨き粉を使っている”、“ずっと同じメーカーのものをリピートしている”という使い方は、実は間違っている可能性があります。
口内の状態は年齢や生活習慣によって変化するため、その時々のリスクに合わせた成分を選ばないと、歯磨き粉の効果が半減するばかりか、逆効果になることさえあります。

例えば歯周病のリスクが高まる40代以降の方が、虫歯予防に特化した子ども用の甘い歯磨き粉を使い続けるのは、本来必要な殺菌成分が不足している状態と言えます。
逆に歯の根元が露出してきた高齢者や知覚過敏がある方が高研磨剤配合のホワイトニング歯磨き粉を使い続けると、象牙質を過剰に削ってしまい、痛みを悪化させる原因になります。

また、フッ素濃度についても注意が必要です。
現在日本では1,450ppmという高濃度のフッ素配合が認められていますが、これは6歳未満の子どもには高すぎます。
年齢に応じた適切な濃度、子どもであれば500〜950ppm程度を選ばなければなりません。

使用期限を気にせずに使い続けている

歯磨き粉には食品のようなはっきりとした賞味期限の印字がないものが多いですが、実は使用期限が存在します。

一般的に未開封の状態であれば製造から3年程度、一度開封したものは半年~1年以内に使い切るのが理想とされています。
この期限を過ぎて使い続けるのは、間違った使い方と言えます。

期限が過ぎた歯磨き粉は、配合されている薬用成分が化学変化を起こして劣化し、本来の予防効果が期待できなくなります。
またペーストに含まれる水分が蒸発して分離したり、香料が変質して味が変わったりすることもあります。

さらに深刻なのは、チューブの口元から雑菌が入り込み、中身が細菌に汚染されるリスクです。
特にブラシの毛先をチューブの口に直接つけて出す癖がある場合、菌の増殖を早めてしまいます。

ブラッシング直後の飲食で成分を無効化している

歯磨き粉を使い、丁寧にブラッシングを終えた直後の行動が、その効果を台無しにしているケースが多々あります。
特に良くないのが、歯磨き後30分以内の飲食です。

歯磨き粉に含まれるフッ素や殺菌成分は、ブラッシング直後に歯の表面に薄い膜のように留まり、時間をかけて浸透・作用していきます。
しかし磨いてすぐに水やお茶を飲んだり、間食をしたりすると、そのバリアは物理的に洗い流されてしまいます。
これでは、高価な多機能歯磨き粉を使っていても、成分を捨てているのと同じです。

また酸性の強いコーラやワイン、フルーツジュースなどを直後に摂取すると、研磨剤で磨かれた直後のデリケートな歯の表面にダメージを与えやすくなります。

理想的な使い方は、寝る前の歯磨きです。
就寝中は唾液の分泌が減るため、歯磨き粉の有効成分が口の中に長時間留まりやすく、効果が最大化されます。

もし日中に磨く場合でも、最低30分間は成分を定着させるためのゴールデンタイムとして、何も口にしないよう心がけましょう。

まとめ

歯ブラシの使い方については、学校などでもある程度教わる機会があります。
また歯科クリニックでのブラッシング指導でも、メインは歯ブラシの使い方に関することです。
しかしより高次元のセルフケアを実現したいのであれば、歯磨き粉の扱い方や選び方についても、同じくらい大切だということを理解しましょう。
これまでなんとなく歯磨き粉を使用・購入してきた方は、本記事をきっかけに改善して頂けると幸いです。

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