【武蔵小金井駅前の歯医者・予防歯科】コーヒーが口内環境に及ぼすデメリットとは?

コーヒーは代表的な嗜好品の一つであり、毎日のように飲んでいるという方も少なくないでしょう。
またコーヒーには眠気覚ましや集中力向上、脂肪燃焼促進といったメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
今回は、コーヒーが口内環境に及ぼすデメリットを中心に解説します。

コーヒーが口内環境に及ぼすデメリット5選

日常的にコーヒーを摂取することにより、以下のようなデメリットにつながります。

・歯の着色
・虫歯のリスク増大
・口臭の悪化
・歯周病のリスク増大
・ホワイトニング後の着色

各デメリットについて詳しく説明します。

歯の着色

コーヒーを頻繁に摂取している方は、歯が着色しやすくなります。
こちらは、コーヒーに含まれているポリフェノールが原因です。

ポリフェノールは抗酸化作用を持ち、老化や生活習慣の予防に役立つ成分です。
しかし、歯の表面に付着すると、ステインとなって黄ばみの原因になります。

特に毎日のようにコーヒーを飲んでいる方は、ポリフェノールが歯に触れている時間がとても長いです。
そのため、以前は白く輝く歯であった方も、審美性の低い黄色い歯になってしまうことが考えられます。

虫歯のリスク増大

虫歯のリスクが増大することも、コーヒーが口内環境に及ぼすデメリットの一つです。

コーヒーはそれほど虫歯リスクがない飲み物と思われがちですが、実際は酸性です。
そのため、頻繁に飲むと歯の表面にあるエナメル質を弱らせてしまい、虫歯菌の酸によって歯が溶けやすくなる可能性があります。

特に砂糖を加えたコーヒーは、虫歯菌の栄養源となり、虫歯のリスクを高めます。
ちなみに砂糖だけでなく、ミルクも虫歯菌のエサになりやすいです。

口臭の悪化

コーヒーを毎日のように摂取する方は、一切摂取しない方と比べて口臭も強くなりやすいです。

コーヒーに含まれるカフェインには、利尿作用があります。
排尿によって体内の水分を排出すると、唾液の分泌量も減少するため、必然的に口臭が出やすくなります。

またコーヒー豆に含まれる酸味成分は、口内を酸性に傾け、細菌が繁殖しやすい状態をつくるため、口臭を悪化させる可能性があります。

歯周病のリスク増大

コーヒーは虫歯だけでなく、歯周病のリスクも増大させることがあります。

コーヒーに含まれるポリフェノールは、歯の着色につながるだけでなく、歯の表面に付着して歯周病菌の温床になることも考えられます。

またカフェインによる口内の乾燥は、歯周病菌の増殖を引き起こす可能性もあります。

ホワイトニング後の着色

前述した通り、コーヒーは歯の着色につながる可能性があります。
またホワイトニングの施術を受けたばかりの方は、着色のリスクがより高まります。

ホワイトニングを受けた直後は、歯が白く輝いている状態ですが、その反面いつも以上に歯が着色しやすくなっています。
こちらは、歯の表面のペリクルという膜が剥がれているからです。

またこのような状態でコーヒーを飲むと、着色成分が浸透し、ホワイトニングの効果がすぐに失われてしまうことがあります。

ホワイトニングは何度か施術を繰り返すものですが、すぐに着色すると1回目の施術を行った意味がなくなってしまいます。

コーヒーが好きな方は喫煙しているケースも多い

すべての方に言えることではありませんが、嗜好品としてコーヒーをたしなむ方の中には、喫煙をしている方も多いです。
このコーヒーと喫煙の組み合わせというのが、もっとも口内環境にとっては良くない習慣です。

タバコに含まれるタールやニコチンは、歯に付着して黄ばみや茶色い着色を引き起こします。
また喫煙は口臭を引き起こしたり、虫歯や歯周病のリスクを高めたりと、コーヒーと同じようなデメリットが多々あります。

さらに喫煙にはがんや心血管疾患、呼吸器疾患などさまざまな全身疾患のリスクを高めるというデメリットもあります。

コーヒーにおけるその他のデメリット

コーヒーには口内環境に与える悪影響以外にも、さまざまなデメリットがあります。

例えばカフェインを過剰摂取することにより、不眠症や神経過敏、胃痛や胸やけ、下痢や便秘などを引き起こすことがあります。
また長期間カフェインを摂取している場合、摂取を中断すると頭痛や倦怠感、眠気やイライラといった離脱症状が現れることも考えられます。

さらにコーヒーに含まれるタンニンは、鉄分と結合して体外に排出されるため、鉄分の吸収を阻害する可能性があります。

そのため、コーヒーを摂取する際は適量を守りましょう。
ちなみに、一般的なカフェインの適量は、1日に300mg程度とされています。
こちらはコーヒー2~3杯程度に相当する量です。

まとめ

口内環境を良好にしたいのであれば、あまりコーヒーを摂取すべきではないと言えます。
もちろん、これまでずっと飲んできた方が急にやめるのは難しいかと思いますので、少しずつ摂取する量を減らせるように努力しましょう。
またコーヒーを控えるのであれば、ハーブティーや大豆コーヒーなど、ノンカフェインの代替品を試してみることをおすすめします。

関連記事

【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!