【武蔵小金井駅前の歯医者・口腔外科】歯の破折に関することを知っておこう

歯の破折とは、文字通り歯が折れたり欠けたりすることをいいます。
また歯の折れや欠けについては、子どもによく起こるイメージがありますが、実際は歯がある限り大人になってからでも十分起こり得ます。
今回は、歯の破折に関することをさまざまな角度から解説したいと思います。

歯が割れるとどのような症状が出る?

歯が割れたときの症状としては、噛んだ時の鋭い痛み、冷たいものがしみる、歯茎の腫れなどが代表的です。

見た目に変化がなくても割れていることはある?

歯は見た目に変化がなくても、実は割れているということがあります。
歯の内部や根っこだけが割れている場合、外見では判断できません。

ヒビと破折の違いは?

表面だけの薄い線はヒビであり、こちらはマイクロクラックとも呼ばれます。
一方、構造的に分離してしまった状態を破折といいます。

レントゲンで破折は必ず見つかる?

レントゲン撮影をしても、必ず歯の破折が見つかるとは限りません。
割れた方向によっては割れている部分が写らないことも多く、CT検査が追加で必要になる場合があります。

痛みがないのに割れている場合は放置してはいけない?

たとえ痛みがなかったとしても、割れている歯を放置するのは危険です。
細菌が侵入し、ある日突然激痛や膿が出る原因になります。

なぜ歯が割れてしまうのか?

歯が割れてしまうのは、転倒などの衝撃、硬いものを噛んだ、歯ぎしり・食いしばり、過去の虫歯治療(神経を抜いた歯)などが主な原因です。

神経を抜いた歯は割れやすいって本当?

神経を抜いた歯が割れやすいというのは本当です。
神経を抜くと歯に栄養が行き渡らず、枯れ木のように脆くなります。

硬いものを頻繁に食べるのにはリスクがある?

氷、飴、ナッツなどを強く噛む習慣は、健康な歯でも破折のリスクを高めるため、決して推奨できません。

加齢とともに歯は割れやすくなる?

年齢を重ねれば重ねるほど、長年の使用による疲労蓄積や、歯の弾力低下により歯の破折のリスクは上がります。

割れた歯は接着剤で元に戻せる?

割れた歯については歯科専用のレジン(樹脂)で接着できる場合がありますが、市販の瞬間接着剤は絶対に使用しないでください。
市販の瞬間接着剤は、口内で使用することを想定されていないため、非常に危険です。

割れた歯を抜歯すると言われた場合、残す方法はある?

割れた歯を抜歯と言われた場合、残せるかどうかは割れ方によります。
浅い破折なら被せ物で残せますが、根の深い位置まで割れていると抜歯が一般的です。

被せ物をすれば歯が割れることはない?

被せ物をすれば天然歯の補強にはなりますが、中の歯の根が割れるリスクをゼロにはできません。

破折した部分を削って詰めるだけで治る?

歯が破折した場合でも、チッピングと呼ばれる表面の欠けであれば、レジン充填だけで済むこともあります。

破折した歯の治療には保険が効く?

歯が破折した場合、基本的な治療は保険適用ですが、自由診療の特殊な接着治療やセラミック等を選ぶと自由診療になります。

治療には何回くらい通院する必要がある?

軽い欠けなら1〜2回、神経の処置や被せ物が必要なら4〜6回程度の通院が目安です。

インプラントの費用はどれくらい?

歯の破折がひどく抜歯を選択する場合、歯を失った部分にインプラントを適用することがあります。
日本歯科医師会の情報を参考にすると、自由診療の場合、インプラント1本で30〜50万円程度が一般的です。

歯が折れて抜けた場合はどうすれば良い?

乾燥させず、牛乳か歯の保存液に入れ、すぐに歯科クリニックへ行ってください。
歯が乾燥してしまうと、元に戻すのは極めて困難になります。

夜間に歯が割れて激痛がある場合の応急処置は?

夜間に歯が割れて激痛がある場合、歯科クリニックに通うまでの間は市販の鎮痛剤を服用し、冷やしてください。
このとき、気になる場合でも患部をいじらないようにしましょう。

破折した歯が見つからなくても治せる?

破折した歯が見つからない場合、天然歯を元に戻すことはできませんが、レジンやセラミックなどの人工物で復元することは可能です。

歯ぎしりから歯を守る方法は?

歯ぎしりは、知らず知らずのうちに歯にダメージを与え、破折のリスクを高める原因の一つです。
また歯ぎしりから歯を守るには、就寝中にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着する方法がもっとも一般的です。

定期検診で歯の破折は防げる?

歯科クリニックの定期検診を受けることで、微細なひびを早期発見したり、噛み合わせを調整したりすることができます。
これにより、大きな破折を防げる確率が上がります。

まとめ

冒頭でも触れたように、大人になってからでも歯の破折が起こる可能性は十分にあります。
そのため、どういった場面で破折が起こりやすいのか、実際破折した場合はどう対処すれば良いのかについては、把握しておくことが望ましいです。
もちろん、破折した場合に受ける治療の内容や費用などについても、ある程度知識を持っておくことが重要です。

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