【武蔵小金井駅前の歯医者・矯正歯科】矯正治療を受ける前に知っておきたい辛いコト

矯正治療を受けることにより、歯並びが改善し、歯の審美性や機能性は向上します。
特に重度の不正咬合がある方は、治療後のメリットが大きくなります。
しかし、矯正治療を受けるのであれば、治療期間中の辛いことについて事前に把握しておかなければいけません。
今回は具体的にどのようなことが辛いのかについて解説します。

矯正治療前に知っておきたい辛いコト6選

まさにこれから矯正治療を受けようと考えている方は、以下のような治療中の辛いことを理解し、覚悟した上で治療に臨まなければいけません。

・歯が痛む
・口内炎ができやすい
・食事がしにくい
・ブラッシングが難しい
・話しづらい
・保定期間がある

各項目について詳しく説明します。

歯が痛む

矯正治療を行う場合、歯が一時的に痛むことがあります。
こちらは、歯を移動させるときに生じる痛みです。

矯正治療で歯が動くのは、歯を支える歯槽骨と歯根部にある歯根膜の働きによるものです。
矯正装置によって力を加えると、歯根膜は圧迫される方向で縮み、反対方向で伸びます。

歯根膜は一定の厚さを保とうとするため、縮んだ側では骨を溶かす細胞が活性化し、伸びた側では骨をつくる細胞を活性化させます。
この吸収と再生を何度も繰り返すことで、歯がゆっくり動いていきます。

矯正装置を装着したばかりの頃は、このような歯の移動による痛みに慣れていません。
そのため、装着後4~5時間後から徐々に痛み出し、2~3日後にはピークを迎えます。

しかし、基本的に痛みが長引くことはなく、矯正装置に慣れれば歯が移動する痛みはほとんど感じなくなります。

口内炎ができやすい

矯正治療における辛いこととしては、口内炎ができやすいことも挙げられます。
こちらは、矯正装置が口内に触れることによって発生する外傷性口内炎と呼ばれるものです。

矯正装置は口内にフィットするようにつくられていますが、装着することで多少は噛み合わせに変化が起こります。
また矯正装置が唇や舌、粘膜に擦れることにより、その部分で口内炎が形成されることがあります。

口内炎は発症した時点で痛みを伴うことがありますが、そこに矯正装置が当たり続けると耐えがたい痛みにつながる可能性もあります。
特に、口内に固定されるワイヤー矯正などは口内炎のリスクが高く、症状が続く場合は歯科医師に対処してもらわなければいけません。

食事がしにくい

食事がしにくくなることも、矯正治療における辛いこととして挙げられます。
こちらも特に固定式のワイヤー矯正に言えることです。

取り外しが可能なマウスピース矯正の場合、食事のときには取り外せるため、そこまで食事に悪影響を与えることはありません。
しかしワイヤー矯正の場合、食事中もずっと装着したままであるため、咀嚼の際に不便さを感じることがあります。

またワイヤー矯正の装置は、歯の表面にブラケットとワイヤーを付けるものですが、こちらと歯の間には食べものが挟まりやすいです。
そのため、摂取するものによってはすぐに挟まってしまい、こちらも食事のしにくさを感じる原因になります。

ブラッシングが難しい

ワイヤー矯正を受ける場合は、治療期間中のブラッシングも難しくなります。

矯正期間中であっても、当然毎日ブラッシングは行わなければいけません。
またマウスピース型の矯正装置は、ブラッシングのときに取り外せるため、いつも通り天然歯を磨くことが可能です。

一方、ワイヤー矯正の場合は装置を取り外せないため、そのままの状態でブラッシングをすることになります。

前述した通り、歯の表面のワイヤーとブラケットが付いている部分は食べカスが溜まりやすいです。
その上、矯正装置が歯にピッタリとくっついているため、隙間から歯ブラシを入れて磨くのは非常に難しいです。

話しづらい

矯正治療を受けている期間は、1日のほとんどを矯正装置が付いている状態で過ごします。
もちろん、日中も基本的に付けたままの状態ですが、会話をする際にはこちらが少し邪魔に感じることがあります。

特に矯正装置の中でも、裏側矯正の場合は舌の動きを妨げられるため、自身の言葉がうまく伝わらないことが考えられます。

保定期間がある

矯正治療を受ける方は、保定期間という辛い期間があることも事前に知っておきましょう。

保定期間は、矯正装置によって移動させた歯を固定させる期間です。
理想の位置に歯を移動させたからといって、すぐに装置を外してしまうと、少しずつ歯並びは元に戻ってしまいます。
そのため、完全に歯列を固定するためにも、保定期間は必要です。

また保定期間は、矯正期間と同じくらいになることが一般的です。
そのため、例えば2年かけて歯を移動させた場合、2年間は保定期間を過ごさなければいけません。

まとめ

矯正治療は、歯並びにコンプレックスがある方にとっての救いとなる治療です。
また矯正装置の種類も豊富であり、患者さんは自身に合ったものを選択できます。
しかし、理想的な歯並びにたどり着くには、いくつもの困難を乗り越えなければいけません。
ちなみに、矯正治療を途中でやめることは原則不可能であるため、しっかり治療のことを理解した上で開始しましょう。

関連記事

【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!