矯正治療と聞くと、歯列全体に矯正装置を装着し、歯を大きく動かすワイヤー矯正やマウスピース矯正を想像する方も多いでしょう。
こちらは全体矯正と呼ばれるものですが、実際はそれだけでなく、部分矯正というものも存在します。
今回は、部分矯正のよくある質問にお答えしたいと思います。
部分矯正で歯は何本まで治せる?
全体矯正がほぼすべての歯を矯正するのに対し、部分矯正は一般的に前歯の4~6本程度が対象です。
奥歯も部分矯正できる?
前述した通り、部分矯正は主に前歯が対象の矯正治療です。
そのため、奥歯に適用させるのは難しいとされています。
部分矯正が適用できない人は?
部分矯正は、残念ながらすべての方に適用できるというわけではありません。
歯の重なりが強かったり、噛み合わせに大きな問題があったり、骨格的な問題があったりする場合は適用外の可能性があります。
部分矯正ですきっ歯は治る?
軽度のすきっ歯であれば部分矯正の良い適応となります。
ただし、あまりにも歯の隙間が大きい場合、全体矯正でしか対応できないことがあります。
八重歯は部分矯正で治せる?
八重歯を部分矯正で治せるかについては程度によりますが、歯を動かすスペースが足りない場合は全体矯正が必要です。
出っ歯は部分矯正で治せる?
出っ歯も軽度であれば部分矯正で治療可能ですが、抜歯が必要な重度の出っ歯は適応外です。
上の歯だけ、下の歯だけの部分矯正はできる?
上の歯だけもしくは下の歯だけの部分矯正も、基本的には可能です。
ただし上下いずれかだけ矯正する場合、噛み合わせはきちんと考慮しなければいけません。
以前矯正した歯の後戻りにも使える?
部分矯正は、以前矯正した歯が元の位置に戻る後戻りを引き起こした場合に有効です。
多くのケースで、後戻りの再治療には部分矯正が選ばれます。
部分矯正で噛み合わせは良くなる?
部分矯正は見た目の改善を主目的とするため、噛み合わせの改善はそこまでで期待できません。
インプラントがあっても部分矯正はできる?
部分矯正でインプラントは動きませんが、その周辺の歯を動かすことは可能な場合があります。
ただし、干渉する場合は部分矯正が困難になります。
部分矯正の費用はどれくらい?
部分矯正の費用は、一般的に20万〜40万円程度です。
全体矯正が80万〜120万円ほどかかることを考えると、かなり安価であることがわかります。
部分矯正の治療期間は?
部分矯正は、半年〜1年程度で終わるケースが多いです。
全体矯正は1年以上かかるケースも少なくないため、治療期間は非常に短いです。
部分矯正に痛みはある?
部分矯正は、装置の調整直後から2〜4日程度は痛みが出やすいですが、1週間ほどで落ち着きます。
部分矯正に保険は適用される?
見た目の改善を目的とした矯正は、全体矯正と同じく基本的に自由診療であり、保険は適用されません。
デンタルローンは利用できる?
部分矯正の支払いについては、多くの歯科クリニックで分割払いやデンタルローンに対応しています。
ただし、すべての歯科クリニックで利用できるというわけではありません。
部分矯正の装置の種類は?
部分矯正で使用される装置は表側ワイヤー、裏側ワイヤー、マウスピースの3種が主流です。
目立たずに矯正できる方法はある?
全体矯正と同様、部分矯正には透明なマウスピース矯正や、歯の裏側に装置をつける裏側矯正などの目立ちにくい方法があります。
部分矯正中における食事の制限は?
部分矯正でワイヤー矯正を選ぶ場合は、粘り気のあるものや硬いものを食べる際に注意が必要です。
ブラッシングはしにくくなる?
部分矯正でワイヤー矯正を選択する場合、汚れが溜まりやすいため、念入りなケアが必要です。
部分矯正期間中の通院頻度は?
部分矯正の期間中は、1ヶ月に1回程度の頻度で調整やチェックに通うのが一般的です。
部分矯正で歯を削ることはある?
部分矯正では、歯を並べるスペースを確保するため、歯の側面をわずかに削ることがあります。
部分矯正で抜歯をすることはある?
部分矯正では、基本的に抜歯は行いません。
抜歯が必要な場合は、全体矯正に切り替えられるケースがほとんどです。
部分矯正は何歳からできる?
部分矯正は、永久歯さえきちんと生え揃っていれば、大人から子どもまで受けることが可能です。
部分矯正で後戻りは起こる?
部分矯正治療の後、リテーナーと呼ばれる保定装置を正しく使用しなかった場合、後戻りが起こることがあります。
部分矯正でEラインはキレイになる?
前歯を大きく下げる必要がある場合、部分矯正だけでは理想的な横顔にならない可能性があります。
まとめ
部分矯正は、全体矯正と比べるとそこまで知名度が高くない治療だと言えます。
しかし、実際はさまざまな症例に対応していますし、治療期間や費用など全体矯正よりもメリットが大きい部分もたくさんあります。
大きな歯の移動には向いていませんが、特定の箇所のみ歯並びや噛み合わせが気になるという方は、一度部分矯正について詳しく理解する機会を設けましょう。
