【武蔵小金井駅前の歯医者・予防歯科】虫歯予防の観点から見たカレーライスのデメリット

カレーライスは、日本の国民食として老若男女問わず愛されていて、自宅でも外でも食べる機会が多いです。
しかし、歯科衛生の観点から見ると、カレーライスにはいくつかの注意すべき点があります。
今回は、特に虫歯に関連するデメリットを4つの視点から解説します。

虫歯予防の観点から見たカレーライスのデメリット4選

以下の理由から、カレーライスは虫歯予防をするにあたって、お世辞にも良い料理とは言えません。

・自浄作用の低下
・プラークの付着促進
・隠れた糖質と炭水化物の過剰摂取
・矯正器具や詰め物への影響

各デメリットについて詳しく説明します。

自浄作用の低下

カレーライスは“飲み物”と比喩されることもあるように、具材がやわらかく煮込まれ、とろみがあるため、あまり噛まずに飲み込めてしまいます。
咀嚼回数が減ることは、口腔内の健康維持において大きなデメリットとなります。

通常しっかりと噛んで食事をすると、唾液が大量に分泌されます。
唾液には口の中の食べカスを洗い流す自浄作用や溶け出した歯の表面を修復する再石灰化といった重要な役割があります。

しかし、カレーのような流動性の高い食事では、これらが十分に機能しません。

さらに、咀嚼が不十分だと歯の表面に物理的な摩擦が起きず、汚れが落ちにくくなります。
唾液による洗浄が進まない状態で口腔内が酸性に傾いたまま放置されると、エナメル質が脱灰しやすくなり、結果として虫歯のリスクが劇的に高まってしまいます。

プラークの付着促進

カレールーには多くの小麦粉や油分が含まれていて、独特の粘り気があります。
この粘着性の高さが、歯の表面や隙間に汚れを留まらせる原因となります。

虫歯菌は、食べカスに含まれる糖分を分解してグルカンという粘着質の物質を作り出し、それがプラークとなって歯に強固に付着します。
カレーのルーはこのプロセスを助長しやすく、一度歯にへばりつくと、うがい程度では簡単に落ちません。

特に油分と結合したスパイスの色素(クルクミンなど)は歯の細かい凹凸に入り込み、着色汚れとなります。
着色汚れ自体が直接虫歯を作るわけではありませんが、表面がザラつくことでさらなるプラークの付着を招く温床となり、間接的に虫歯や歯周病を進行させます。

ちなみに冒頭でも触れた通り、カレーは自宅だけでなく、外でも食べる機会が多い料理です。
特に昼休み、カレー屋さんでカレーを食べた後などは、すぐにブラッシングを行うのが難しく、虫歯のリスク増大と着色汚れのダブルパンチを受けてしまいます。

隠れた糖質と炭水化物の過剰摂取

カレーライスは、実は非常に糖質が多いメニューです。

メインとなる白米は炭水化物ですし、市販のカレールーには味を整えるために砂糖や果糖、さらにとろみ付けのデンプンが豊富に使われています。

口腔内の細菌は、これらの糖質をエサにして酸を作り出し、歯の表面を溶かしていきます。
特に白米のような精製された炭水化物は、唾液中の酵素によって分解されると糖に変わり、細菌の活動を活発にします。

またカレーは単品で食べるケース以外にも、カツなど揚げ物を乗せて食べることが多いです。
カツカレーは特に注意が必要で、極めてカロリーの高いカロリー爆弾であると同時に、糖質の爆弾と言っても過言ではありません。

さらにカレーは一皿で満足感が得られるため、副菜を抜いてしまいがちです。
食物繊維が豊富な野菜などを先に噛んで食べるベジタブルファーストを行わないと、口の中が糖分にさらされる時間が長くなり、歯が溶け始める酸性度を下回る状態が続くことになります。

矯正器具や詰め物への影響

カレーの特性は、虫歯治療中の方にとって特に大きなデメリットとなります。
マウスピース矯正やワイヤー矯正を行っている場合、カレーに含まれる強力な色素は器具を瞬時に変色させます。
この着色を避けようとするあまり、食後のケアが不十分になると深刻です。

矯正器具の周りは構造が複雑で、前述したカレーの粘り気が非常に残りやすい場所です。
汚れが溜まったまま器具を装着し続けると、器具と歯の隙間で急速に虫歯が進行する恐れがあります。

また古い詰め物や被せ物がある場合、その境目、いわゆる二次虫歯が起きやすい場所にカレーの油分や微細なスパイスが入り込み、細菌の繁殖を助けてしまいます。

カレーを食べた後は、色の濃い汚れが目印になるため、それを磨き残しのチェックとして利用し、普段以上に念入りなブラッシングやフロスによるケアが求められます。
取り外し可能な矯正器具の場合は、毎日の洗浄剤による浸け置き洗いも怠ってはいけません。

まとめ

カレーライスを好んで食べるという方は、とても多いかと思います。
中には、毎日カレーでも飽きないほど、愛してやまないという方もいるでしょう。
しかし真剣に虫歯予防をしたいのであれば、カレーライスはそこまで摂取すべきものではないと言えます。
また少しでも食べる機会があるのであれば、より強い虫歯予防の意識を持ち、ブラッシングなどの基本的な対策を欠かしてはいけません。

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