【武蔵小金井駅前の歯医者・予防歯科】ガムを噛むことのメリット・デメリット

日頃間食として、ガムを噛んでいるという方は多いかと思います。

近年はさまざまな味や食感のガムが販売されていますし、どこでも簡単に購入することができるため、毎日ガムを噛んでいてもなかなか飽きることがありません。

今回は、ガムを噛むことの主なメリット・デメリットを中心に解説したいと思います。

ガムを噛むことのメリット

毎日の食事とは別にガムを噛むことで、以下のようなメリットが生まれます。

・虫歯予防につながる
・食べすぎを防止する
・輪郭の改善につながる

各メリットについて詳しく説明します。

虫歯予防につながる

間食にガムを採り入れることにより、虫歯予防効果が得られます。

こちらは咀嚼回数が増え、唾液の分泌量が増えることが理由です。

唾液には、溶かされた歯の表面を修復するカルシウムやリンなどのミネラルが含まれています。

そのため、虫歯菌の酸によって溶けてしまったエナメル質を修復し、再石灰化を促進してくれます。

また口内が酸性に傾いている時間が長ければ長いほど、虫歯のリスクは高くなりますが、唾液には酸を中和して中性に戻す働きがあります。

食べすぎを防止する

食前に数粒程度ガムを噛むことにより、食べすぎの防止にもつながります。

脳には満腹中枢というものがあり、こちらは摂食行動を調整しています。

また満腹中枢は血糖値の上昇によって刺激され、食欲を抑制する働きがあります。

食事の前にガムを噛んでおけば、満腹中枢が刺激されるため、食欲を抑制して食べすぎを防いでくれます。

輪郭の改善につながる

ガムを噛むことのメリットとしては、輪郭の改善につながることも挙げられます。

ガムは何度も咀嚼するものであるため、口周りの筋肉を動かす回数も増加します。

これにより、以前よりもフェイスラインを引き締めることができます。

また顎の筋肉が強化されることで、顎の発達を促し、顔の輪郭が整います。

ちなみに、顎の成長により、骨格が変わって歯並びが良くなることもあります。

ガムを噛むことのデメリット

ガムは歯の健康や顔貌などに良い影響をもたらしてくれますが、以下のようなデメリットもあります。

・顎関節症のリスクがある
・噛み合わせが悪くなることがある

各デメリットについて詳しく説明します。

顎関節症のリスクがある

毎日ガムを噛み続けることにより、顎の筋肉である咬筋と側頭筋が鍛えられます。

またこちらは前述の通り、顔の輪郭が整うことにもつながりますが、筋肉が過剰に発達すると顎関節症を引き起こす可能性があります。

顎関節症を発症すると口が開きにくくなったり、口を開閉したときに痛みや異音を伴ったりするため、日常生活における影響は避けられません。

ちなみに顎の筋肉の過剰な発達は、骨が隆起してエラが張ってしまうことにもつながります。

噛み合わせが悪くなることがある

適度にガムを噛むことにより、歯並びが以前よりも良くなる可能性がある反面、逆に噛み合わせが悪くなることも考えられます。

こちらはガムの摂取量が多すぎることにより、歯の表面のエナメル質が擦り減り、噛み合わせが悪化するという仕組みです。

またエナメル質の摩耗は、冷たいものやブラッシングなどのわずかな刺激で痛みを生じる知覚過敏を引き起こすこともあります。

ちなみにガムの適切な摂取量は、1日4~8粒程度が目安です。

ガムの選び方

虫歯予防の一環としてガムを採り入れるのであれば、キシリトールが含まれているものを選びましょう。

具体的には、キシリトールの含有量が50%の商品がおすすめです。

キシリトールは、ソルビトールやマルチトールなどと同じ糖アルコールの一種であり、さまざまな虫歯予防効果が期待できます。

唾液分泌や再石灰化の促進、プラーク内の酸の中和促進や虫歯菌の代謝の阻害などの効果が期待できるため、虫歯予防を行うにあたっては欠かせません。

またガムを選ぶ際は、糖類や酸生物が含まれていないものを選びましょう。

キシリトールが多く含まれている商品であっても、糖類が含まれていると虫歯予防効果が半減します。

さらにクエン酸や果汁などの酸性物が含まれている場合も、口内を酸性にしてしまい、虫歯のリスクを高めます。

ちなみに、ガムの中にはトゥースフレンドリー協会のマークがついているものがあり、こちらは虫歯予防を行いたい方には特におすすめです。

当マークがついている商品は、虫歯の原因となる酸性をつくらないことが保証されています。

正確には、食後30分以内にプラークのpHを5.7以下に低下させない商品であり、酸性化による虫歯のリスクを回避することができます。

まとめ

虫歯予防に効果的な成分が含まれているガムであれば、適度に噛むことによって大きな十分な予防歯科になります。

また歯並びの悪化、太りすぎによる顔貌や体形の変化などについても、ガムを噛んでいれば避けられる可能性があります。

ただし、糖類や酸生物を含んだガムは逆に虫歯のリスクを高めますし、大量のガムを噛み続けると顎関節症や噛み合わせの悪化などを引き起こすことも考えられます。

関連記事

【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!