【武蔵小金井駅前の歯医者で虫歯治療】二次虫歯のあまり知られていない原因

二次虫歯は二次カリエスとも呼ばれるもので、一度虫歯を治療したにもかかわらず、その部分が再び虫歯になってしまうというものです。
またこちらは治療箇所のブラッシング不足、定期検診の未受診などが原因で起こりますが、他にもあまり知られていない原因があります。
今回はこちらの内容について解説します。

二次虫歯のあまり知られていない原因4選

以下の二次虫歯の原因については、あまり広くは知られていません。

・ガルバニー電流
・コロナルリーケージ
・歯間ブラシやフロスの誤った使用
・矯正後や加齢による歯並びの動的変化と接触点

各項目について詳しく説明します。

ガルバニー電流

口の中に異なる種類の金属が存在することで発生する“電気的腐食”は、二次虫歯の強力な誘因です。
金歯や銀歯、あるいは矯正装置など、異なる金属同士が唾液という電解質を介して触れ合うと、そこに微弱な電流であるガルバニー電流が発生します。
アルミホイルを噛んだ時に、キーンとするあの不快感の正体です。

この電流が流れると、イオン化傾向の高い金属が溶け出す電蝕という現象が起こります。
金属がイオン化して溶け出すと、詰め物の表面はミクロ単位でザラつき、プラークが吸着しやすくなります。

さらに深刻なのは、歯と金属を接着している界面が電気的な反応で劣化し、密着力が低下することです。
これにより、目に見えない隙間が生まれ、そこから細菌が侵入して二次虫歯を引き起こします。

多くの方は、長年の間に異なる歯科クリニックで治療を受け、その時々で異なる素材の金属を口に入れています。
その結果、口内がまるで電池のような状態になり、自ら修復物を腐食させてしまっているケースも少なくありません。

金属アレルギーの原因にもなるこの現象は、単なる磨き残しの問題ではなく、化学反応による構造の崩壊です。
現在では、金属を一切使わないメタルフリー治療を選択することで、この電気的リスクを完全に排除することが可能です。

コロナルリーケージ

神経を取った歯を補強するために埋め込む土台の劣化は、もっとも深刻な二次虫歯の原因の一つです。
特に保険診療で主流のメタルコアは、歯よりも遥かに硬いため、噛む力が加わるたびに歯の根に対して楔のように打ち込まれる力が働きます。

これにより、時間とともに土台を固定しているセメントが破壊され、歯と土台の間に目に見えない隙間が生じます。
この隙間に唾液や細菌が流れ込む現象を“コロナルリーケージ”と呼びます。

神経がない歯は痛みを感じないため、被せ物の内部で土台ごと歯がドロドロに溶けていても、被せ物が外れるまで気づくことができません。
最悪の場合、根の深いところまで虫歯が進行し、抜歯を余儀なくされるケースも少なくありません。

これを防ぐには、歯に近い弾性を持つファイバーコアと、歯質と一体化する接着性レジンセメントを使用することが推奨されます。
これにより、物理的な歪みを抑え、細菌の侵入経路を完全に封鎖することが可能になります。

歯間ブラシやフロスの誤った使用

一生懸命ケアしている方ほど陥りやすい盲点が、セルフケア用具による物理的なダメージです。

歯間清掃は二次虫歯予防に必須ですが、使い方が不適切だと、詰め物と歯のデリケートな境界線を自ら破壊してしまいます。
特に、サイズが合っていない歯間ブラシを無理にねじ込んだり、安価なブラシで毎日マージンを擦り続けたりすると、詰め物の縁に微細な欠けや削れが生じます。
このわずかな段差はプラークの絶好の停滞場所となり、そこから二次虫歯が始まります。

また、フロスを強く引き抜きすぎる習慣も危険です。
詰め物の角にフロスを引っ掛けてパチンと引き抜く衝撃が繰り返されると、接着面に微小な剥離が生じ、そこが細菌の入り口になります。

特にレジンや古いセメントは、金属やセラミックに比べて摩耗しやすいため、過度な摩擦は禁物です。

正しいケアは、ただ汚れを落とすだけでなく修復物の境界線を守るという意識で行うものです。
歯科クリニックで自身に合ったブラシのサイズを選定してもらい、ワイヤーにゴムが巻かれたタイプを使用したり、フロスの正しい抜き方を習得したりすることが重要です。

矯正後や加齢による歯並びの動的変化と接触点

歯は顎の骨の中で一生動き続けていて、その動的な変化が二次虫歯を引き起こすことがあります。
特に、矯正治療後にリテーナーの使用を怠ったり、加齢によって歯を支える歯槽骨がわずかに痩せたりすると、隣り合う歯との接触点の強さが微妙に変化します。

詰め物がある箇所でこの接触がわずかに緩むと、食事のたびに繊維質の食べカスが歯間に押し込まれる食片圧入が発生します。
押し込まれた食べカスは、通常のうがいでは取れず、細菌によって分解されて強い酸を放出します。

この酸が詰め物の横側を直撃し、詰め物の下の象牙質を急速に溶かしていきます。

逆に接触が窮屈になりすぎた場合は、フロスが通らなくなったり、フロスが切れたりすることで清掃性が極めて悪化し、やはり二次虫歯のリスクを高めます。

そのため、定期検診では歯の間の締まり具合をチェックし、必要に応じて隣接面の微調整や詰め直しを行うことが、見落とされがちな防衛策になります。

まとめ

二次虫歯を防ぐには、前述したようにブラッシング不足や定期検診の不足以外にも、あらゆる原因があることを理解しなければいけません。
ただし、そこまで特別な対策を取る必要はなく、あくまで正しい知識を持っていれば防げるのが二次虫歯でもあります。
特に、過去歯科クリニックで治療した歯の本数が多い方は、注意しなければいけません。

関連記事

【当日予約受付中】お電話にてご連絡ください!