【武蔵小金井駅前の歯医者で虫歯治療】虫歯治療で血が出る人と出ない人の違い

虫歯治療を受ける際、患者さんの中にはかなりの出血を伴う方もいます。
逆に、しっかり口内を清掃しても、そこまで出血が見られないというケースもあります。
では、虫歯治療で出血が見られる方とそうでない方には、一体どのような違いがあるのでしょうか?
今回はこちらの点について解説します。

虫歯治療で血が出る人と出ない人の違い4選

虫歯治療で血が出る方とそうでない方には、主に以下のような違いがあります。

・歯茎の炎症の有無
・虫歯の進行度の違い
・服用している薬や全身状態の違い
・日常のメンテナンス習慣の違い

各項目について詳しく説明します。

歯茎の炎症の有無

もっとも決定的な違いは、日常の口内の衛生状態によって歯茎に炎症が起きているかどうかです。

虫歯治療中に血が出る方は、歯と歯茎の間にプラークや歯石が蓄積していて、慢性的な歯肉炎や歯周病を抱えているケースがほとんどです。
炎症を起こした歯茎は、細菌に対抗するために防御反応として毛細血管が拡張し、組織自体が非常にブヨブヨと柔らかくなっています。

そのため、治療中に器具や脱脂綿が少し触れたり、詰め物を整えるための器具が当たったりするだけで、容易に充血した血管から出血してしまいます。
歯科治療ではミリ単位の精密な操作が行われるため、わずかな接触が刺激となります。

一方で、治療中に血が出ない人は、歯茎が引き締まった健康な状態を維持しています。
日頃から適切なブラッシングやケアが行われているため、歯茎の毛細血管が過剰に発達しておらず、多少の刺激が加わってもびくともしません。

歯科医師にとっても、血が出ない健康な歯茎のほうが、詰め物や被せ物の接着を血液で妨げられるリスクが大幅に低く、精密で長持ちする高品質な虫歯治療を行いやすくなります。

このように、治療中の出血は現在、口の中に歯周病菌による炎症や汚れの停滞があるかという健康度を映し出す明確なサインと言えます。

虫歯の進行度の違い

虫歯が歯のどこの場所に、どれくらいの深さまで進行しているかという物理的な要因も、治療中の出血を左右する大きな違いです。

血が出る方は、虫歯が歯茎の境目や、さらに奥の歯茎に隠れた根元の部分まで深く進行しているケースが多く見られます。
このような深い虫歯を治療する際は、虫歯を完全に取り除いたり、詰め物を型取りするための金属のバンドを装着したりする過程で、どうしても器具が歯茎に直接触れてしまいます。

特に進行した虫歯の周囲は食べカスが詰まりやすく、局所的な激しい炎症が起きているため、触れれば必ずと言っていいほど出血しやすい環境になっています。

対して血が出ない方は、虫歯が歯の噛み合わせの面や歯茎から十分に離れた高い位置にあるケース、あるいは比較的浅い段階にとどまっているケースです。
この場合は、器具で歯を削る際にも周囲の歯茎の粘膜を刺激することが一切ないため、物理的に血が出る要素がありません。

また根管治療においても、根の内部の消炎がすでにしっかり進んでいる方は出血がありませんが、急性の炎症や感染が残っている人は根の奥から血が出ることがあります。
治療部位の深さは大きな分岐点であり、難易度や治療アプローチにも差が出ます。

服用している薬や全身状態の違い

口の中だけでなく、受けている医療や体質といった全身状態の違いが出血の有無に影響を及ぼしていることも少なくありません。

虫歯治療で血が出やすい方の中には、脳梗塞や心疾患の予防、高血圧治療のために血液をサラサラにする薬を日常的に服用している人が含まれます。
これらのお薬は血液を固まりにくくするため、治療中のわずかな擦れでも出血し、かつ止まりにくくなります。

また、妊娠中や思春期の女性は女性ホルモンの分泌量変化により、歯茎の血管が拡張して妊娠性歯肉炎などを起こしやすく、通常時より遥かに出血しやすい状態になります。
体調不良やストレス、寝不足による一時的な免疫低下も、歯茎の腫れと治療時の出血を助長します。

一方血が出ない方は、こうした血液の凝固系に影響を与える薬を服用しておらず、ホルモンバランスも安定している健康体であると言えます。
血管の壁や血を止める血小板の働きが正常に機能しているため、治療中に仮に微細な傷がついたとしても、瞬時に生体の止血メカニズムが働き、持続的な出血には至りません。

このように、日常的に服用している持病の薬や、性別・年齢によるホルモンバランスの差が、虫歯治療の現場において顕著な違いとなって現れるのです。

日常のメンテナンス習慣の違い

最後の違いとしては、個人のデンタルIQ(歯に対する意識)や、それに伴う毎日のセルフケア習慣の違いが挙げられます。

虫歯治療で血が出る方は、普段のケアが歯ブラシだけにとどまり、歯間ブラシやデンタルフロスを使う習慣がない傾向があります。
さらに「歯が痛くなってからしか歯医者に行かない」というタイプが多く、口の中に慢性的な汚れの停滞を許してしまっています。

その結果、自分では気づかないうちに治療対象の歯の周りの組織が傷つきやすくなり、いざ治療となった際に出血という結果を招きます。

これに対して血が出ない方は、毎日フロス等を用いて歯と歯の隙間のプラークまで徹底的に除去しているか、あるいは数ヶ月に一度は定期検診を受けています。
定期的にメンテナンスを受けている口内は、歯石が溜まる前に除去されているため、治療時の不意の刺激に対する抵抗力が非常に高くなっています。

治療の瞬間に血が出ないという状態は、一朝一夕で得られるものではなく、丁寧なケアの積み重ねによって作られた強い歯茎の証明であり、治療後の経過にも良い影響を与えます。

まとめ

虫歯治療の際に血が出るかどうかは、簡単にいうと患者さんの口内や全身における問題の有無と関連しています。
しかし、出血量が多いからといって、そこまで心配する必要はありません。
多少出血しながらでも、しっかり歯科クリニックで必要な治療を受けていれば、必然的に血が出にくくなる可能性が高いです。
そのため、虫歯治療は絶対に避けてはいけません。

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