【武蔵小金井駅前の歯医者で虫歯治療】虫歯治療後におけるリンパの腫れについて

虫歯治療の経験が少ない方は、大人になって初めて虫歯治療を受けるという方は、決して少なくありません。
またこのような方の中には、虫歯治療後に起こり得るトラブルについて、あまり把握していない方も多いかと思います。
今回は、虫歯治療後におけるリンパの腫れについて解説します。

虫歯治療後にリンパが腫れる原因とメカニズム

虫歯治療の後に顎の下や首のリンパ節が腫れるのは、治療によって生じた一時的な刺激、または歯の内部に残っていた細菌に対する体の正常な免疫反応が主な原因です。

特に歯の神経に迫るほど深い虫歯を削ったり、歯の根の管を掃除して消毒する根管治療を行ったりした後は、歯の周囲を支えている歯根膜などの組織が非常にデリケートで過敏な状態になっています。

治療中の物理的な振動や刺激、根の先に溜まっていた微量な細菌や毒素が骨の内部へと押し出されると、体がそれらの異物を食い止めようとして防御システムを稼働させます。

リンパ節は体内に侵入した細菌やウイルスをろ過するフィルターのような役割を担っています。
そのため、押し寄せる細菌を退治しようとリンパ球が急激に増殖し、結果として硬く腫れたり、押すと痛みを感じるしこりになったりします。

このような一時的な急性炎症反応であれば、通常は治療後2〜3日から1週間程度で徐々に腫れも痛みも落ち着いていくことがほとんどです。

麻酔の注射針が刺さったことによる周囲組織の軽い炎症が原因で、連動してリンパ節がうずくように反応することもありますが、これらも時間の経過とともに自然消滅します。
治療直後の数日間は体が細菌と懸命に戦っている期間であるため、過度な心配は不要ですが、患部に触れずにそっとしておくことが大切です。

自宅での応急処置と過ごし方の注意点

治療後にリンパの腫れや痛みが生じた場合、自宅で最初に行うべき適切なケアは局所の穏やかな冷却です。
腫れて熱を持っている顎の下や首筋のあたりに、水で濡らしたタオルや冷えピタなどの冷却シートを優しく当てて冷やすことで、痛みを和らげる効果が期待できます。

ただし、氷やアイスパックを直接皮膚に長時間押し当てるような急激すぎる冷却は避けてください。
こちらは、局所の血流を著しく悪化させて組織の回復を遅らせたり、逆に神経を刺激して痛みを増強させたりするおそれがあります。

また、血行が良くなる行為は炎症を確実に悪化させる要因となります。
具体的には、アルコールの摂取、ジムでのワークアウトや激しい運動、長時間の入浴やサウナなどです。

これらの行動は避け、治療後数日はぬるめのシャワー程度にとどめて早めに就寝し、体を安静に保つよう心がけましょう。

そして何よりも重要なのは、気になって腫れているリンパ節を何度も指で触ったり、揉みほぐしたりしないことです。
揉むことでカプセル状に包まれていた炎症や細菌が周囲の組織に拡散し、腫れがさらに長引く原因になります。

さらに、歯科クリニックから抗生物質や消炎鎮痛剤が処方されている場合は、痛みが引いたからといって自己判断で服用を途中でやめてはいけません。
体内の細菌を完全に死滅させるために、必ず指示された期間と量を最後まで飲み切ってください。

早期に歯科クリニックへの連絡・再受診が必要な目安

多くの一時的なリンパの腫れは時間の経過とともに快方に向かいますが、数日経っても腫れが引く兆候が見られない、あるいは徐々に悪化している場合は危険です。
このような場合、内部で細菌感染が深刻化している危険性があります。

特に注意すべき危険なサインとして、まず挙げられるのが38度以上の発熱や全身の強い倦怠感です。
これは炎症が歯の周囲だけにとどまらず、全身的な感染症へと進展し始めている兆候です。

また顎の周りの筋肉や組織にまで炎症が及ぶと、口を大きく開けることができなくなる開口障害が引き起こされます。

さらに、つばや食べ物を飲み込むときに喉の奥に強い痛みが走る嚥下痛が現れた場合も非常に危険です。
親知らずの周辺や奥歯の根元から始まった感染が、喉の周囲や首の深い部分にある隙間へと波及している証拠であり、放置すると気道を圧迫して呼吸困難を招くおそれもあります。

そのほか、顔の見た目が左右で明らかに変わるほど外側まで大きく腫れ上がってきた場合も、組織の深部で大量の膿が溜まっている可能性が高いです。

これらの症状が一つでも見られる場合は、一般的な治療後の反応とは異なるため、決して我慢して様子を見てはいけません。
たとえ夜間や休日であっても、すぐに治療を受けた歯科クリニックや地域の救急口腔外科に連絡を入れ、一刻も早く適切な治療を受けてください。

まとめ

虫歯治療自体は安全なものであり、多くの患者さんが不安に思っているような痛みも生じません。
しかし、治療後に生じるトラブルについては、歯科医師や患者さんに落ち度がなくても生じるケースがあります。
今回解説したリンパの腫れはその一つであり、主な原因や適切な対処法などについて、事前に知っておくことが大切です。

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