【武蔵小金井駅前の歯医者・予防歯科】虫歯予防の観点から見る食べ放題のデメリット

虫歯予防を意識するのであれば、日々の丁寧なブラッシングだけでなく、食事の内容や摂取方法についても見直さなければいけません。
また普段食べ放題のお店によく行くという方は、虫歯のリスクが高まりやすいと言えます。
今回は、虫歯予防の観点から見る食べ放題のデメリットを解説します。

虫歯予防の観点から見る食べ放題のデメリット4選

虫歯予防の観点から見る食べ放題のデメリットは、主に以下の通りです。

・再石灰化の妨げ
・糖分や炭水化物の過剰摂取リスク
・酸蝕症のリスク
・ブラッシングの遅れ

各デメリットについて詳しく説明します。

再石灰化の妨げ

食べ放題の最大のデメリットは、制限時間内は絶え間なく食べ物を口に運ぶダラダラ食べが常態化することです。

人間の口内は、食事を始めると含まれる糖分を餌に細菌が酸を作り出し、通常は中性の状態から一気に歯が溶けやすい酸性へと傾きます。
普段の規則正しい食事であれば、食後に唾液の働きによって口内が再び中性に戻り、溶け出したカルシウムなどが歯に修復される再石灰化の時間が確保されます。

しかし食べ放題で数分おきに新しい料理やデザート、ドリンクを摂取し続けると、口内はずっと酸性のまま維持されてしまいます。
これにより、唾液による中和が追いつかず、歯の表面のエナメル質が溶け続ける脱灰の状態が何時間も持続することになります。

再石灰化のチャンスが完全に奪われてしまうため、一回の食事であっても歯に深刻なダメージを与え、初期虫歯を急速に進行させる大きな要因となります。

糖分や炭水化物の過剰摂取リスク

食べ放題のメニューには、味付けの濃い料理や炭水化物、そして魅力的なスイーツが豊富に並んでいます。
元を取ろうとしてこれらを大量に摂取することは、虫歯菌にとって最高の栄養源である糖質を大量かつ高濃度で口内に供給し続けることを意味します。

特にケーキやプリン、アイスクリームといった甘いデザートには精製された砂糖が大量に使われていて、これらは細菌によって非常に分解されやすく、酸を生み出す原因になります。

またパスタやピザ、ご飯ものといった炭水化物も、口内の酵素によって分解されると糖へと変わり、プラークの粘着性を高める性質を持っています。

粘着性の高いプラークは歯の表面や隙間に強固に付着し、ブラッシングでも落としにくいため、その中で細菌が繁殖し続けて酸を出し続けます。
摂取する糖質の絶対量と頻度が跳ね上がる食べ放題の環境は、口内の虫歯菌を活性化させ、短時間で爆発的に酸を産生させるリスクを極めて高くします。

酸蝕症のリスク

多くの食べ放題には、ソフトドリンクやアルコールの飲み放題がセット、あるいはオプションで付いてきます。

水分補給として水やお茶を選べば問題ありませんが、コーラやオレンジジュース、あるいはサワーやワインといった飲料を頻繁に飲むと、虫歯リスクはさらに倍増します。
これらの飲料には大量の砂糖が含まれているだけでなく、飲料そのものが強い酸性を示していることが多いからです。

口内の細菌が酸を作るのを待つまでもなく、液体が触れた瞬間から歯の表面を直接溶かし始める酸蝕症を引き起こす危険性があります。
また料理を一口食べては酸性のジュースやアルコールで流し込むという行為を繰り返すと、口内は外側からの酸と内側の細菌が作る酸のダブルの攻撃に晒されます。

唾液が持つ緩衝能の限界を遥かに超えてしまうため、歯全体の構造が弱くなり、結果として虫歯の発生と進行を著しく早めることになります。

ブラッシングの遅れ

食べ放題の後は、お腹が満たされた満足感や満腹による疲労感から、帰宅するまでオーラルケアが後回しになりがちです。
特に友人や家族との外食では、退店後もそのまま移動や買い物を楽しんだり、カフェに寄ったりすることが多く、歯を磨くまでに空白の時間が生まれることが珍しくありません。

食べ放題によって大量の糖質が口内に残り、さらにダラダラ食べで酸性化が極限まで進んだ状態のまま放置することは、虫歯菌にボーナスタイムを与えているようなものです。
プラーク中の細菌は、食後わずか数分から数十分の間に酸をもっとも激しく産生するため、このタイミングで適切なケアが行われないダメージは甚大です。

外出先でブラッシングや、せめて水でのうがいすら行わずに放置してしまうと、歯の表面に付着した食べカスや糖分が凝固し、より強固なバイオフィルムへと成長します。
結果として、食べ放題による口内環境の悪化がケアの遅れによって完全に固定化され、虫歯を確実に誘発する原因となります。

まとめ

食べ放題は、店舗によってはとてもお得に多くの美味しい料理を楽しめる、魅力的なサービスです。
しかし虫歯を予防するという点においては、決して相性の良いものではなく、むしろ食べれば食べるほど虫歯のリスクは上昇します。
そのため、ポイントを抑えつつ、少しでも口内環境を良好に保てるような立ち回りが必要になってきます。
もちろん、食後の素早いブラッシングも必須です。

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